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派遣法の抜本改正をめざす12.4日比谷集会
■ 集会会場  全国集会アピール

派遣法の抜本改正をめざす12.4日比谷集会に参加して

 12月4日、連帯ユニオンは午前中、中央本部、関東支部とガテン系連帯が共同でキヤノン本社への申し入れ行動を行った。

内容は、キヤノン大分工場で働く派遣労働者に、12月から減産するため突然、契約期間の途中で解約し解雇すると相次いで予告してきた。派遣労働者は、年の瀬に再就職先も簡単に見つからず、寮も出なければならなくなる状況が生まれたのである。

キヤノンは、派遣・請負雇用労働者を大量解雇しながら、一方で大分キヤノンで100人、大分キヤノンマテリアルが50人も新たに「期間社員」を募集している事実も判明。神奈川・栃木・茨城の各事業所でも募集が行われていたのである。この申し入れにキヤノン本社では、建物の中に入れず門前で申し入れ書を受け取るなど不誠意きわまりない姿勢であった。申し入れ団は、このようなキヤノン本社の姿勢に抗議するとともに文書をその場で読み上げ手渡した。 [申入書]

午後は、15時30分からキヤノン御手洗会長が就任している日本経団連へ要請行動を行った。ここでも代表団が会館の中へ入ると応接間にも通さずロビーで対応しようとするので、ちゃんと申入書を受け付けるように抗議、代表団をしぼり応接間で文書を手渡した。会館の外では、連帯ユニオンの全国動員で駆けつけた仲間が、派遣切りを止めろ!派遣労働者を殺すな!労働者はモノじゃない!と抗議シュプレヒコールの声を上げた。

18時30分から日比谷野外音楽堂で開催された、まやかしの派遣法改定国会上程弾劾!派遣労働者の切り捨てを許すな! 「派遣法の抜本改正をめざす12.4日比谷集会」に参加した。集会には、12月になって自動車や電機、精密機器など大手製造業を中心に派遣・期間雇用を契約途中で解約された労働者が多く結集した。 集会は作家の雨宮処凜さん、ルポライターの鎌田慧さん、評論家の佐高信さん、反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士ら15人が呼びかけ、約2千人が集った。舞台では、「派遣社員はものじゃない」と書いたプレートを掲げ「ホームレスにさせないで」などを訴えた。 政党からは、民主党、社民党、共産党の各代表から派遣法改正案の問題点を指摘し、派遣労働者を犠牲にした法案は反対すると発言。終了後、国会に向けて請願デモを行った。

連帯ユニオン議員ネット