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戦争へと続く道
教育部では、月に一度開催する幹部教室を通じて、執行委員のレベルアップに力を入れています。今月は特別編で「戦争へと続く道」です。

今こそ戦争反対の声を!

安倍首相は2月12日の衆議院予算委員会で、憲法解釈の見直しによる集団的自衛権の行使容認に意欲を示し、憲法解釈見直しの判断は、自身が「最高責任者だ」と強調した。第2次安倍政権で、拙速に戦争が出来る仕組みをつくろうとしている。


    日本にオスプレイはいらない
今、問題となっているオスプレイを5年間で17機も購入しようとしている。 これは「いつか来た道」、戦争の足音が大きくなっているのは、戦争反対勢力の声があまりにも小さすぎる事にも大きな原因がある。

 

集団的自衛権とは
自衛隊が日本防衛以外の米軍作戦に直接協力できない理由として、日本政府は「憲法9条は国際紛争解決の手段としての武力による威嚇または武力行使を禁じており、自国の防衛以外に武力行使はできない」と説明してきた。しかし、米国からの「憲法を改正し集団的自衛権を認めろ」との圧力が大きくなっている。

そこで安倍総理は、「憲法9条」そのものを亡きものにして集団的自衛権を認めさせようとしている。その証拠に2005年に公表された自民党の「新憲法草案」は集団的自衛権に言及していないが「自衛権」の中に含まれるとしている。本来、集団的自衛権は同盟国が攻撃されるか、自国の安全保障上不可欠な国の求めに応じて共同軍事行動をとるも
のだ。

例えば、米国領であるグアムやハワイが攻撃され自衛隊が米軍を支援するのが集団的自衛権の行使と言える。しかし、米国の自衛でもなく、国連安保理の決議もなしに行ったイラク攻撃のような場合、日本が参戦するのは集団的自衛権の行使とは言えない。



     各地で反戦集会を開催
米国のための基地
集団的自衛権の行使を前提として日米両政府は、京都府京丹後市経ヶ岬(丹後半島の最先端)に近畿で初の米軍基地を新設し、Xバンドレーダーを配備しようとしている。

この米軍基地には約160人の米兵、軍属が常駐すると報道されている。Xバンドレーダー配備の目的は米軍グアム基地の防衛のためと言われている。例えば、朝鮮半島や中国などからグアム基地に向けてミサイルが発射された場合に、このXバンドレーダーでいち早く捉え、米軍基地を標的にしているミサイルを打ち落とす考えだ。 これは、極東アジアの軍事的緊張を一層高めるものだ。


日本が攻撃目標に
日本を防衛するという名目で米軍基地が存在する事は、逆に考えれば米軍基地が存在する事で攻撃目標にされるという事だ。そして、米国の戦争に荷担させられる集団的自衛権が成立すれば、米国に敵対する国から見れば日本は敵国となる。

日本政府は、公民教科書を含め戦争を美化して、お国のために命を捧げるつくろうとしている。 今後は「米海兵隊」のような組織作りをする可能性を否定できない。

連帯ユニオン議員ネット