連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
YouTube
民主的な国であるはずの我が国で、こんな異様なことがまかり通っていいのでしょうか。

2005年1月13日、一連の「事件」が始まりました。
厳しく冷え込んだこの日の未明、大阪府警が連帯労組関西地区生コン支部に乗り込み、武建一委員長ら組合役員4人を逮捕したのです。テレビが速報を流し、新聞は「生コン業界のドン逮捕」、「生コン組合、恐怖で支配」などと大見出しをつけた記事で連日キャンペーンを張りました。
警察はこれを皮切りに。同年3月、11月、12月と、「背任」、「強要未遂」、「威力業務妨害」、「政治資金規正法違反」といった恐ろしい罪名を振りかざして強制捜査を繰り返し、そのたびに組合役員を逮捕。これまでに合計8人もの組合役員を起訴したのです。
逮捕された組合役員たちは当たり前の労働組合活動をしていただけなので、当然、警察や検察の作り上げた容疑を否認し、無罪を主張しました。すると今度は、家族との面会も禁止したうえ、長期間にわたり勾留され続けました。武委員長は05年1月13日から06年3月8日まで実に1年2ヶ月、他の組合役員も3人が11ヶ月、2人が9ヶ月、1人が3ヶ月も勾留された末、ようやく保釈されたのです。



警察や検察の取調担当者は、組合役員らに開口一番こう告げたといいます。「裁判が有罪だろうが無罪だろうが関係ない。君たちを1年程度社会から切り離しておけたらそれでいい」、「今回の事件で武委員長には引退してもらう。君たちの運動はいまの時代にそぐわない」。

 




「関西地区生コン支部事件」―――。まっとうな労働組合がなぜ狙われ、どのようにして一連の事件がしくまれたのか。 2006年3月と4月、国会内で開かれた2回のシンポジウムをもとに、この異様な労働組合弾圧事件のあらましと意味を知るためにここに記します。



連帯ユニオン議員ネット


連帯ユニオン(全日本建設運輸連帯労働組合)関西地区生コン支部委員長 武 建一
略歴 
1942年鹿児島県徳之島生まれ。中学卒業後、島内の商店に住み込みで働いたが19歳で大阪に出てきて三生運送(元の共同組)に就職。1965年関生支部の結成に参加し、初代委員長に就任。以来、同支部の発展・強化に尽力し、現在に至る。

 

「連帯」、この言葉の持つ重さを、改めて考えてみたいと思います。

講演記録 「弾圧と中小企業運動」 KU会第7回勉強会より

■非人間的な独房での一年2ケ月は、
私をさらに鍛えてくれました。

 
■権力がもっとも恐れているのは、
支配されるものの「連帯」です。

  私はこれまで5回逮捕され、ヤクザにも5回狙われたことがありますが、このような長期勾向田は初めてでした。逮捕されて以降、完全黙秘の方針を貫き、長期勾留に屈せず闘ったことは、自己防衛、組織防衛のために正しい選択だったと思います。
拘置所の独房は、両腕を伸ばせば届く程度の幅であり、奥行きも1畳という狭さです。起床時問は朝7時半、就寝時間は夜9時と決められ、週2回の短時間の入浴と、同じく3回の短い運動時間以外は、基本的に独房の中で同じ方向を向いて座っていることを強制されます。
しかも、必要以外に看守や配膳係と話すことは禁止されているので、会話は全くありません。空調設備がないので夏は地獄のような暑さであり、冬はアカギレのできる寒さを体験しました。無罪を主張し争っている立場なのに、まさに虐待というべき処遇でした。
しかし、自分よりももっと困難な環境で闘っている人がいることを思い、困難な時ほど自分が何のために生き、闘っているのかを深めるべきだと考え、目標を立てて生活しました。拘置所とは、①闘いの場である、②学習の場である、③健康維持・増進の場である、と位置づけて、本もたくさん読み、腕立て伏せ、足踏みなども積極的に実行しました。

 
  なぜわれわれが弾圧されたのか。少数の権力者が多数を支配する原理、つまり、分断して競争させるという支配の原理を抑制する闘いを、関西地区生コン支部が一貫して進めてきたことにあると思います。
分断と競争は資本主義の根幹ですが、関西地区生コン支部は早くから、賃金制度においては成果主義や能率給を認めず、労働者が団結しやすい簡潔な賃金体系を、企業の枠をこえて確立してきました。また、資本の一方的な労働条件決定を規制する事前協議・同意約款、労働者同士の競争を煽る採用を規制するための組合員優先雇用制度を実現すると同時に、集団交渉を通じて労働者が企業の競争に巻き込まれることを抑制する運動を進めてきました。
さらに、産業政策を確立することによって、生コンやバラセメント業界においては、大企業を相手に中小企業が団結し、協同組合を組織して販売価格や運賃を交渉する仕組みを中小企業と労働組合が力を合わせてつくり、同時に、新規参入を規制し、供給過剰設備の集約事業などもすすめてきました。このような活動を通じて中小企業の過当競争を抑制し、業界の安定と品質の確立を図ってきたのです。
こうした運動の広がりを恐れたのが、今回の弾圧の本質であると考えています。
権力の側は、関生型運動の広がりを恐れ、特殊なものとして閉じ込めてしまいたい。しかし、我々はその反対の道を進みます。弾圧を受けないようにするためには、資本の言いなりになる労働組合となるのか、それとも関生型運動を全国に広げるのか、2つに1つの道しかありません。
われわれは、みなさまのご支援、ご協力を得ながら、後者の道を進んでいく決意です。

事件のあらまし
容疑も、逮捕時の演出も、勾留期間も。 何から何まで”異常づくし”の事件です。
第1事件 大谷生コン事件 (2005年1月)   第2事件 旭光コンクリート事件 (2005年3月)

関西地区生コン支部が大阪府下の生コン会社(大谷生コン有限会社)に対し、約束を守って生コン業者団体(大阪広域生コン協同組合)に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」及び「威力業務妨害」罪にあたるとして、翌2005年1月13日、武建一委員長はじめ組合役員4人を逮捕。同年2月2日全員起訴。
第2事件と併合で公判が始まる。

 

  第1事件と同じ構図の事件。関西地区生コン支部が大阪府下の別の生コン会社(旭光コンクリート工業株式会社)に対し、約束を守って大阪広域生コン協同組合に加入するよう働きかけた2004年10月の組合活動が、「強要未遂」及び「威力業務妨害」罪にあたるとして、第1事件から2ヶ月後の2005年3月9日、武委員長と外1名を再逮捕。同時に新たに2人の組合役員を逮捕。同年3月29日に4人全員起訴。
第1事件と併合で公判が始まる。
第3事件 政治資金規正法事件 (2005年11月~12月)   異常な長期拘留
関西地区生コン支部が、大阪府門真市の戸田ひさよし市議(戸田市議は連帯労組近畿地方本部の委員長も兼務)に対し、政治資金規正法に違反して資金を提供したとして、2005年11月9日に支部事務所や戸田市議事務所などを家宅捜索。同年12月日には戸田市議を逮捕。同年12月13日、第1・2事件で保釈寸前だった武委員長を再々逮捕。12月288日に武委員長、戸田市議を起訴。公判が始ま 第1事件及び第2事件で逮捕、起訴された支部役員は武委員長ら6人。「罪証隠滅のおそれ」を理由に、公判が始まって検察側立証が終わった10月になっても保釈せず、接見禁止も続いた。


被告人質問が全て終了した2005年12月15日(第1事件逮捕から11ヶ月、第2事件から9ヶ月ぶり)、ようやく保釈許可決定。しかし、実際に勾留を解かれたのは5人だけ。武委員長は直前の12月13日に第3次事件で再々逮捕されたため、第1・2事件では保釈許可を得ながら引き続き勾留。武委員長と戸田市議は拘留所で越年した。
これに対し連帯労組が抗議の全国統一ストを敢行し、佐高信、鎌田慧、大谷明宏氏らジャーナリストが重大な人権侵害と組合弾圧に抗議する署名活動を呼びかけた2006年3月8日、武委員長が1年2ヶ月ぶり、戸田市議が3ヶ月ぶりに保釈された。

 

生活を守ること、それは職場を守ること、さらにそれは中小企業の生存権を守ること。
だから私たちは、経営者と手を携えてさまざまな活動をしています。
Q&Aで簡単紹介!

「生コン」って何ですか?
練りたてが生コン、固まればコンクリート  >>つづく


関西地区生コン支部は、どんな労働組合ですか?

誰でも、ひとりでも加入できる労働組合   >>つづく


「協同組合」というのも聞き慣れない用語です
経済的弱者の中小企業が団結して誕生  >>つづく


長期勾留ぎれた組合役員の処遇はどうだったのでしょうか
精神的虐待、肉体的苦痛を強制   >>つづく


生コンエ場は全国にどれくらいあるのですか?
95%が倒産の危機を抱えた零細企業  >>つづく


「シャブコン」という用語をよく聞きますが、 何のことですか
粗悪品を生み出す元凶はゼネコンの買い叩き  >>つづく


「強要未遂」や「威力業務妨害」罪にあたるというのでしょうか
目の上のタンコブをつぶしたいゼネコン   >>つづく




日付
2008年
2月5日
    斎藤建材事件・大阪地裁判決に抗議する声明  >>声明
2008年
2月4日
    斎藤建材事件判決に対する弁護団声明  >>声明
2007年
10月31日
   
控訴審判決に抗議する声明  >>声明
2007年
5月14日
    新たな権力弾圧斎藤建材事件に抗議する声明
-暴力団を利用した組合つぶしに便乗した大阪府警の暴挙を許さない-  >>声明
2007年
1月22日
    武委員長に実刑判決を下した大阪地裁を怒りを込めて糾弾する
=関西地区生コン支部事件の不当判決に対する抗議声明=   >>声明

大谷・旭光事件判決に対する弁護団のコメント    >>声明
2006年
9月23日
      抗議声明  >>声明
2006年
8月24日
    抗議声明  >>声明
2006年
3月14日
      武・戸田両委員長の保釈実現にあたって   >>御礼の報告
2006年
1月4日
      全日本建設運輸連帯労働組合に対する弾圧を直ちに止めろ!
民主労総・全国建設運送労働組合(Korean Construction Transports Union)   >>メッセージ
2005年
12月21日
     

小泉政権は全日本建設運輸連帯労働組合に対する弾圧を直ちに止めろ
民主労総・全国建設産業労働組合連盟  >>メッセージ

2005年
12月29日
    不当な起訴処分と長期勾留に抗議する  >>声明
2005年
12月9日
    第3次権力弾圧に抗議する声明  >>声明
2005年
3月10日
    新たな権力弾圧に抗議する声明  >>声明
2005年
2月3日
    不当な起訴と勾留延長決定に抗議する  >>声明
2005年
1月13日
    <緊急声明>
関西地区生コン支部に対する1・13不当弾圧に抗議する  >>声明