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第81回中之島メーデー

127年前の今日5月1日、人間らしい生活を求め8時間労働をかかげてアメリカの労働者がゼネストで立ち上がり、全世界の労働者の団結と連帯を呼びかけてから、メーデーの歴史は始まった。そして今日私たちは、ここ大阪中之島にアメリカの労働者の闘いを引き継ぐべくメーデーに結集した。
80年代初頭から始まった「グローバリズム、新自由主義」の思想は世界を席巻した。その市場原理主義と競争主義は弱肉強食の社会をもたらし、その盟主たるアメリカでは「小さな政府」の名の下に教育、医療、福祉などあらゆる部門が民営化され、利潤追求の道具と化し未曾有の格差社会を作り出した。そして国境を越えて収奪を強めた資本は、世界各地で貧富の差を拡大した。そして、この新自由主義は、破綻した。
日本においても80年代の中曽根政権以降の、労働組合つぶし、規制緩和と称する派遣法や労働法の改悪などの結果、競争社会、弱肉強食の社会が出現し、派遣労働者、非正規労働者が大量に生み出された。そしてリーマンショッタ以降の100年に1度と言われる不況のなか、多くの労働者が一挙に職場から放逐され、大量の失業者群が生み出された。一方、大資本はこのような中でも、莫大な内部留保金を維持し続けている。そして昨年9月、自公政権に対する国民の怒りが民主党を中心とする新たな政権を作り出した。
しかし新政権成立後7ケ月を経過し、派遣法改正をめぐる動き、普天間基地移転問題などを見たとき、その不充分さを感じずにはいられない。私たちは、新自由主義が破綻したこの機に改めて、「競争社会に異議あり!」を高く掲げ、利潤を追求する企業が社会の主人公ではなく、私たち労働者こそが主人公であることを、闘いをもって主張しなければならない。私たちは労働者として、人間として、その尊厳にかけて、社会の公正と平等を追求する。世界平和を強く希求する。働くものが社会の主人公として登場するために、私たちは強く団結して闘わねばならない。
第81回メーデーにあたり、全世界の労働者と連帯し、競争社会ではなく共生社会を、そして反戦平和をめざして共に闘う誓いを、大阪・中之島の地より、全世界の労働者に発信する。

万国の労働者の団結と連帯万歳! 第81回中之島メーデー万歳!

連帯ユニオン議員ネット