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三単産5・15沖縄平和行進報告学習&交流会
 7月31日夜、三単産(連帯労組、全港湾、全国一般全国協議会)の青年層が中心に呼びかけて、5・15沖縄平和行進報告学習&交流会開催した。
今回で学習&交流会は8回目を迎え、青年部が中心となって三単産の共闘強化を目的に行っている。参加者数・内容ともに年々進化し、今回は44名の参加のもと、映像で沖縄の歴史や現状を学び、米軍基地問題について話を聞き、平和行進参加者の感想を述べ合うなど、全体での討論・交流を深めた。

DVD上映 18時半の開始時刻には、仕事を終えた参加者たちが次々と集まり、上映されているDVDに見入った。その内容は、終戦と米軍による統治、日本への復帰、現在も続く米軍基地問題など。続いて全港湾J氏より、自身も携わっておられる辺野古の問題を中心に話され、配られた資料には、戦時中「捨て石」と位置づけられた沖縄戦の惨劇や、戦後も対米従属関係のもと続く過大な基地負担・莫大な国費投入・後を絶たない米兵による犯罪、歴史歪曲の危機などが分かりやすくまとめられていた。

 
     

5・15沖縄平和行進参加者からの報告 5・15沖縄平和行進参加者からの報告では、歩き続けることのつらさもあるけれど、住民の「がんばって」という掛け声、沿道でお年寄りが頭を下げて応援してくれているのをみて、平和行進の列に住民がどんどん加わっているのがとても印象深く、がんばって歩けたと口々に語った。また、沖縄に暮らしている若者の参加は少なかったとの指摘もあった。団長を務めた全港湾の参加者は「おいしい、楽しい、勉強にもなること」と締めくくり、平和行進への更なる参加を呼びかけた。質疑では、沖縄出身の方から、「沖縄県が全県のなかで一番貧乏であり、『経済的に基地が必要ではないのか』という意見がある」とし、危険なことだと指摘した。戦争に反対することは、労働者を貧乏な状態にさせないことであるとし、人間を守る観点で三単産が日々の労働運動をしてほしいと訴えた。

交流会の前半は分散会を行い、5つのテーブルで、①労働組合が平和運動に取り組むことの意味、②私たちに何ができるか、をテーマに意見を出し合った。各テーブルからの報告では、①については「弱い立場の労働者が戦争にかりだされないよう守らないといけない」「平和だからこそ今の生活がある。一人の人間として平和運動に取り組む」「平和でないと生活できない。繰り返さないために運動する」「戦争になったら労働条件は一気につぶされ、命を落とし、仕事も戦争のためになってしまうから」などの報告があった。②については、どの報告でも「マスコミに踊らされず、一人ひとりが真実を知り身近な人に伝えることが大切」と語っていた。交流会後半は、雰囲気をガラリと変えてじゃんけんゲームで盛り上がり、商品を手にした参加者はうれしそうに受け取った。


団結ガンバロー 最には全港湾青年部長の団結ガンバローで締めくった。今回の学習&交流会に寄せられた感想には、「三単産交流のよい機会になった」「楽しく学習できた」「平和行進参加者の報告が印象に残った」など前向きな内容で、全体的にみて大成功に終わった。参加者からの意見や希望を生かして、今後さらに発展させていきたい。

   
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