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チェーン店の本社部長、伊藤さん(仮名)が連帯ユニオンに加入。


  ◆ 情け容赦のない退任・解雇勧告
昨年11月9日に、二代目社長の人員整理をほのめかす発言に端を発し、本年1月上旬には社長が営業部長2名に対し退職・独立を勧告、2月上旬には専務・常務2名に対し3月末で退任・解雇を通告、3月には伊藤さんに対し、「あなたの居場所はない」などと発言しました。
 
4月下旬には総務課長より退職勧奨があり、その受け入れの条件を聞かれ、伊藤さんはやむなく350万円、5月末退社、有給休暇40日の消化を伝えました。
 
数日後、総務課長より350万円で4月末退社の条件を提示されました。
4月15日、伊藤さんは悔しいながらも退職条件をのむ旨を総務課長に伝え、16日より有給休暇を消化することになりました。ところが、振り込まれるはずの退職金350万円が、320万円しか振り込まれなかったのです。
 

会社は、退職前に伊藤さんが管理していたパソコンの不要と思われるデータを消した事を減額の理由にしています。会社は「重要なデータを消したことは刑事事件にも等しいが、大げさにせず退職金から30万円を引く」と、一方的に書面を送りつけてきました。
 
 
● 残された後輩の為意を決し組織加入 
 
伊藤さんは、我慢の限界を超え、連帯ユニオンに加入。自分自身のためにも、残されたかわいい後輩のためにも、労働者を平気で切り捨てる会社との闘いを決意しました。

 

会社は、伊藤さんに対して損害賠償請求を提訴しました。この会社の訴訟に対抗して、伊藤さんは時間外手当の未払い分を請求することを決意。そして、「未払い賃金訴訟を一緒に行いませんか?」と記載したビラを作り、伊藤さん自ら各営業所に配布した結果、多くの仲間が賛同して連帯ユニオンに加入しました。

今後の闘いに注目
闘いに賛同して集まった仲間たち

くさりNO.752より

連帯ユニオン議員ネット