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取組み急ピッチ!仲間が増えた 組織拡大へ
 

● 謝罪と権利を勝ち取る

1月に生コン会社で働く鈴木(仮名)さんが公然化されました。
鈴木さんは日々雇用のドライバーで、会社ではミキサー車に乗ったり、ダンプに乗ったりと便利使いされており、正社員化や労働条件改善を求めて連帯労組に加入しました。組合結成当日は、結成通知と団体交渉申し入れを会社代表者に行い、第1回団体交渉の日程を決めました。

さらに、
  ①組合を認め不当労働行為をしない
  ②労基法・労組法などの諸法律を遵守する
  ③事前協議合意約款の協定を締結しました。


ところが、会社代表者は支部役員とブロック執行部が会社を退出したあと、会 社事務所に鈴木さんを呼びつけ、「組合に入ったな。組合には入らない約束やったやろ」(黄犬契約)などと恫喝したのです。
この会社の不当労働行為を聞きつけたブロックの仲間は支部と連携して、直ちに抗議行動とストライキ権を行使。大阪からは支援部隊が宣伝カー2台で駆けつけるという迅速な行動を展開した結果、会社代表者は不当労働行為の事実を認め、組合と組合員に謝罪して今後は二度と不当労働行為を行わないことを口頭と文書で確約しました。
1月20日に開催された第1回団体交渉では、
①組合事務及び掲示板の貸与と会社施設の利用
②時間外の過去の未払い金は支払うなどを会社と合意など。
残りの要求事項である、組合員の正社員化と賃金体系の確立については、組合案を提示して決めていくことの合意もなされたのです。

くさりNO.742より

連帯ユニオン議員ネット