連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン

家族の絆と仲間が運動の源


様々な権利侵害闘争と立ち向かう仲間たちが生コン支部に結集し、互いに励まし合い、知恵を出し合ってそれぞれの闘いに取り組んでいます。今月は一般産業の分会からの組合員をご紹介。彼らの闘いを支えているのは、支部執行委員はもちろん、家族であり、同じ立場に悩む仲間でした。

 
 パワハラ社長には負けない
訪問介護会社で、ヘルパーさん達をまとめる仕事をしていた鈴木(仮名)さんは、昨年6月に連帯ユニオンに加入しました。会社の業績が良かったころは社長のワンマンぶりもさほど従業員に向けられることもなかったのですが、業績が落ち込んでくると、そのほこ先はやがて鈴木さんに向けられるようになってきました。
社長は、業績悪化の原因を鈴木さんに押し付けて悪口のオンパレード。ついには賃金カットを行ってきました。「これではやってられない」とひと言こぼしたら、それを退職の意志と決めつけて鈴木さんに退職を迫ってきました。
困った鈴木さんはインターネットで連帯ユニオンのサイトをみつけ、思い切って相談の電話をしたのです。電話相談員の話を聞いた鈴木さんはすぐに公然化を行い、会社に対して内容証明郵便を送ると、会社は退職勧奨を撤回しました。
組合に結集する仲間の力を認識した鈴木さんは、同社に勤める2名の女性をオルグ。彼女たちは賃上げを勝ち取りましたが、鈴木さん自身の賃上げは次回の交渉に委ねられています。

鈴木さん:1人ではここまで出来ませんでした。組合に仲間がいて辛い気持ちも半減します。息子もお世話になり助かっています。


 


★ 職場復帰を勝ち取るも、これから
大阪市北区の会社に勤める山田(仮名)さんは以前、北大阪AブロックのI産業で働いていました。I産業時代に知り合ったO氏の紹介で連帯ユニオンに加入しました。会議で意見を出した事を、社風に合わないとして、社長は山田さんに昨年10月20日、退職勧奨を通告。以来、会社と粘り強く交渉を重ねながら、組合活動にも熱心に取り組みました。同僚がパワハラに苦しんでいると知るや、すぐに連帯ユニオンを紹介しました。山田さん自身は、今年8月23日に職場復帰を勝ち取りましたが会社は完全復帰をさせず、いまだ事務所に立ち入れないなどの嫌がらせを受けています。
 


山田さん:『一般産業ネットワーク』の力は高まっています。春闘交渉を続け、納得のいかないことには説明を求めていきます。



★ 女性軽視の職場に納得いかない
上記の大阪市北区の会社で事務員をする佐藤(仮名)さんは、山田さんに誘われて内部で改革をしようと今年1月に組合加入。公然化した途端、会社で仕事中に背後からカメラのレンズを向けられるなど、その他数々の嫌がらせをされ始めました。

佐藤さん:女性を軽視する職場の体質と、同僚を次々とクビにする会社の方針に納得がいきません。今期から近畿地本の役員となりましたが、皆さんに助けて頂きながら頑張りたいと思います。同じ境遇の女性を助けたいです。

くさりNO.738より 

連帯ユニオン議員ネット