労働法制の改悪やめろ！ 「正社員ゼロ」を許すな

現在、開催中の国会では労働者派遣法改正案が審議されている。国民的な反対によって二度廃案になったにもかかわらず、大企業の意向に沿って安倍政権はこの改正案の成立に意欲を燃やしている。

端的に言えば、この改正案の問題点は、
①派遣期間の定めのない無期雇用派遣を認め、

②有期雇用派遣の場合であっても派遣労働者を入れ替えれば事実上無期限に派遣労働者を受け入れることが可能となり、

③事業所単位の派遣期間制限を超えてしまう場合にも、事業者が過半数労働組合又は過半数代表者の意見聴取さえ行えば事実上無期限に派遣受け入れを継続することができるということ。

この法案が成立・施行されれば、これまで正社員が行ってきた仕事までも派遣労働者が行うようになり、正社員は極限まで減らされ「生涯派遣」の労働者が増加。賃金・労働条件は確実に低下する。こんな労働法制の大改悪を認めてはならない。