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日本軍「慰安婦」報道バッシングに屈せずに闘う!

関西共同行動は、「戦後70年を問う」連続講座をエル大阪南館大ホールで開催しました。日本軍「慰安婦」報道バッシングを受けている元朝日新聞記者植村隆さんに「私は屈せず闘う」を表題に講演をしていただきました。


植村さんが1991年にいた「慰安婦」報道に関する2本の署名記事がもとで「ねつ造記者」というレッテルを貼られ誹謗中傷を受けました。
このバッシングの端緒になったのが2014年1月末に週刊文春2月6日号が「〝慰安婦ねつ造〟朝日新聞記者がお嬢様女子大学教授に」の記事でした。 そして私を採用するなという抗議メールが女子大に殺到したため大学側と話し合い3月上旬に契約解除しました。

連続講座風景    

5月上旬には北星学園大学に植村さんの解雇を求めるメールや電話が繰り返されます。脅迫状も数回にわたり大学に届きました。 その後、家族にも影響が出始めたためこれ以上の人権侵害は許せないと闘いに立ち上がりました。北星学園大学への脅迫状事件で、全国の弁護士380人が、容疑者不明のまま刑事告訴したのです。

植村さんは、91年8月の「従軍慰安婦」記事のなかで「強制連行」という言葉は使っていないこと。「韓国挺身隊問題対策協議会」が証言者から聞き取った内容を記事にしただけで、朝日新聞が取り消した「吉田証言」の記事には一切関わっていないことなど「捏造記者」でないこと証明するため、1月には名誉毀損されたとしてN氏と出版社を相手に損賠訴訟を起こし、2月にはS氏と出版社3社を相手に名誉毀損で訴訟を行っていると報告されました。

最後に3名の方から、植村さんがバッシングを受ける背景には、安倍政権の集団的自衛権行使容認と過去の侵略戦争を否定する動きと合致している。
このバッシングは戦後民主主義を否定するものであり、絶対に許されない行為だ。 植村さんを支援しようと締めくくりました。

 

植村 隆さんプロフィール

1958年生まれ。1982年朝日新聞社に入社。取材メンバーだった連載「新聞と戦争」が2008年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。2014年朝日新聞社退社。

 

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