連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
 文字の大きさ
  現在:
    文字小←  →文字大
  文字サイズ
   

        南大阪平和人権連絡会議沖縄現地学習から
 

沖縄戦は
終わっていない

心を凍らせ人々を狂わす戦争

沖縄戦では21万人以上の住民や日米の兵士、労役や慰安婦として連れてこられた朝鮮半島出身者が亡くなった。本土の「捨て石」にされた少年少女を含む住民は根こそぎ戦場へと駆り出された。 艦砲射撃・ガス弾・手りゅう弾による死、病死・餓死・家族同士を手にかけあった死。書き換えられた教科書では何も学べない。過去を学ぶのは、同じ過ちを繰り返さないようにするため。  戦争になれば今私たちが当たり前のようにしている笑うこと、食べること、水を飲むこと、身体を伸ばして眠ることさえもできなくなる。大人も子どもも戦争の恐ろしさを学ばなければならない。



「集団自決」(強制集団死)の悲劇

沖縄のガマ (洞窟)

1945年4月1日、米軍が読谷村の海岸から上陸。住民の多くがガマに避難していた。「負傷兵は始末しろ」との命令で歩けない患者は青酸カリで「処理」された。秘密保持を目的に、米軍の捕虜になれば辱めを受け残酷な殺され方をすると信じ込まされた住民は「集団自決」に追いやられ、「軍の足手まといになるな」と、自決用に手榴弾が渡された。不発弾だった時はナタや石やひもで家族同士が命を奪い合った。日本軍は住民を守るどころか虐殺した。

さらに詳しくは、読谷村ホームページ
読谷バーチャル平和資料館より 
読谷村民戦中の記録 「平和の炎」   読谷村民戦後の歩み 「激動


 

「皇民化教育」が生死を分けた!
 
宮城遥拝

宮城遥拝(きゅうじょうようはい)皇居(宮城)の方向に向かって敬礼(遥拝)すること。天皇への忠誠を誓わせる行為である。

生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すことなかれ」。軍国主義を教育をたたき込まれ、住民はこの言葉を絶対に守らなければならない国家の命令と受け取っていた。沖縄戦の最中に日本軍は「鬼畜米獣が、片っ端から住民を虐殺している」とビラをまいた。 ほとんどの住民には、最後まで自ら捕虜になるという選択肢はなかった。捕虜になった時初めて、死ぬしかないと思い込んでいたのが間違いだったと気づいたのだ。
ウィキペディア 皇民化教育
 


 
対馬丸と共に海へ消えた学童たち

学童の写真(対馬丸記念館にて)

1944年、県外への疎開を指示された学童をたくさん乗せた対馬丸は8月21日に那覇港を出港。しかし、22日の夜10時過ぎに米潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃により海に沈められ、1788名(船員・兵員含む)のうち約8割の人びとが海底に消えてしまった(実態調査さえされていない)。 しかし、その後事件については「決して語ってはいけない」と、厳重な「箝口令(かんこうれい)」が敷かれた。  対馬丸記念館    ウィキペディア対馬丸

 

 

 他国の脅威ばかりを強調し、戦争に備える動きを許してもいいのか!

   「過去に目を閉じるものは現在に対しても盲目である」


少年・少女の悲劇 (学徒隊・防衛隊)

ひめゆりの塔

戦前、沖縄には21の中学校があった。全ての学校から生徒たちが学徒動員として戦場に送り出された。女子は看護隊として野戦病院に送られ、負傷した兵士の看護のほか遺体の埋葬や便・尿の世話などをさせられた。

次々に負傷兵が運び込まれ、患者は壕の外まであふれた。学徒たちは不眠不休で人間の血と膿、汗とふん尿にまみれて悪臭に苦しみながら看護に当たった。麻酔なしで兵士の手足を切断し、切断された手足を運び続けた。

また、動員された鉄血勤皇隊の少年たちは遺書を書き、毛髪や爪を切って残した。 防衛隊となった少年は「前からは米軍、後ろからは日本軍にやられる」。そんなどこからも弾を受ける場所に絶えず置かれていた。体中に弾薬を巻き付けてサバ二を漕いだ。

日の丸を頭に巻いて特攻艇に乗った若い「人間魚雷」や三つ編みに鉄かぶとをかぶった女学生。敗戦が目に見えていた沖縄戦で少年少女が動員の名の下、戦場に連れ出され友達や家族、自らの命を奪われた。 九死に一生を得た人々の中でも、多数が深刻な心の傷を抱え「なぜ自分だけが…」と生き残ったことを肯定できず苦しんでいる。


沖縄基地・原発=自民党!

 「基地の島」沖縄の苦しみは沖縄戦から始まった。米軍は1945年に沖縄を占領すると住民を収容所に入れたまま次々と基地を造った。52年、日本の主権回復と引き替えに、沖縄は米軍の統治下に置かれた。 土地を奪う米軍の横暴な姿勢に反発した住民の土地闘争が日本復帰運動に弾みを付けた。日本に復帰すれば基地の負担も減ると信じたが、72年の復帰後も基地の多くは残り、国土の0.6%の沖縄に、全国の米軍専用施設の74%が集中している。

辺野古内陸部に第二の愛宕山


連帯ユニオン議員ネット