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復興が遅れているフクシマ、原発事故を風化させてはならない

3月8日、福島県郡山市に5000名が結集し、「原発のない福島を!県民大集会」を開催。同時にキャラバン隊の結団式が行われた。

3月8日から15日の間、風化しつつある原発事故被害の現状を確認した。原発事故を忘れてはならない。安倍内閣の原発再稼働を許さず、被ばく地フクシマの人々の苦しみを共有し、脱原発運動を全国展開するためにキャラバン隊を結成。関西と静岡と関東支部から2名ずつが参加した。

原発事故の悲惨さを訴え街頭宣伝と署名活動実施
福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各市町村に要請を行い、3 年経っても、終息しない原発事故の悲惨さを訴え各駅での街宣行動と署名に取り組んだ。 最終日は、アメリカの水爆実験で被ばくした第五福竜丸が展示されている新木場から日比谷公園までの約10キロを4時間30分かけてデモ行進をした。

 人類とは共存できない-原発の危険を伝えよう 

福島第一原発の10キロ圏内に入った。町はバリケードで封鎖され津波で流された車や住宅は放置されたまま街が廃墟になっており、未だに14万人が避難生活を余儀なくされている。

政府やマスコミは「復興が進んでいる」と報道しているが、復興の目処は立っていない。

地震は天災であり原発事故は人災であるにもかかわらず、政府はわざとそれを曖昧にし、原発自体の危険性をひた隠しにしている。
上記地図は、福島県ホームページの
帰還困難区域迂回路情報より抜粋して作成
 
バリケード封鎖されている帰還困難区域の写真

各市町を回ってみてすごく温度差を感じた。地域経済が原発に依存している度合いによって、賛成か反対に分かれるように思った。

また、署名活動では、年配の人や高校生などの若い人たちが多く署名をしてくれたが、会社員と思われる人たちからはあまり協力が得られなかった。 私が思うには、原発反対を訴えるなら、そこで働く人々の雇用を考える必要がある。これは、労働組合としては非常に重要な視点だ。

人類とは共存できない核=原子力。未だに復興の目処が立たないフクシマの現状を地域に伝え、脱原発に向け全力で取り組んでいく。



参考

下記は、福島県のホームページにあった「居住制限区及び帰還困難区域内の作業同意書」参考様式。 この作業同意書では、「1 自らの責任において・・・作業を実施します。」としているが、除染等をなぜ自らの責任において行わなければならないのか。
自らの責任」は、正しく「東電と国の責任」と訂正されるべきである。


福島県のホームページにあった作業員の同意書
除染業務等に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイドラインの中の【居住制限区及び帰還困難区域内の作業同意書】
 

参考リンク

YouTube

原発のない福島を県民大集会

原発のない福島を!県民大集会 ホームページ

レイバーネット日本 ホームページより 
一番大切な仕事!ピンハネやめろ!~被ばく労働者の待遇改善もとめ行動 

YouTube
3月14日の被ばく労働者春闘統一行動

連帯ユニオン議員ネット