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第一回「平和・人権・文化・教育」を語る会が「 弱者の視点から見直す地域社会」をテーマに講演集会


「平和・人権・文化・教育」を語る第1回の集いが9月12日、開催された。当日は、部落解放研究所の初代研究部長で、ピアノパラリンピック支援大阪実行委員長の大賀正行氏と、障害者高齢者などの社会的弱者に生涯をささげるノーマライゼーション協会の理事長・山中多美男氏の二人を迎えて、組合総研代表理事である武委員長との講演集会が行われた。
 
アソシエ会館近隣で文化~社会活動のリーダーとして活躍を続けている大賀・山中両氏(お二人は実のご兄弟)を迎え、今後アソシエ全体でどのように地域貢献が果たせるかを学ぶ集いであった。
東淀川区を舞台に、命がけで「部落差別」「人権侵害」と闘い抜いた大賀・山中兄弟をはじめ「7人の侍」(わずか10代の彼らが自分たちの事をそのように名づけた)たちの、現在に至る闘争が明らかにされた。
 
当日は、全中連会長で社会資本研究会の和田貞夫会長、生コン経営者会小田要会長を始め、関連団体幹部が詰めかけ、「弱者の視点から見直す地域社会」の必然性や武委員長の総評などを通じて、『共生協同社会実現』への多くの示唆を得た。
 
 
■大賀正行氏
論点 アソシエ会館近くで生まれ、74歳に至るまで、「人権侵害」と闘い抜いた。大学では、「部落研」を創設。60年安保の学生運動に参加、地域で「日之出支部」を結成、部落解放運動を闘った。戸籍差別・結婚差別・就職差別などあらゆる差別と闘い抜いて今がある。
 
※同氏プロフィール/部落解放同盟中央委員会顧問、 部落解放・人権研究所研究部長、大阪市大講師その他を兼任。山中多美男氏の実兄
【著書】 「部落解放理論の根本問題」ほか多数。 
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■山中多美男氏
論点 戸籍差別により、24歳まで山中氏には戸籍がなかった。生き地獄のような差別による苦しみを味わった実母に寄り添い、同じ苦しみを知る。集会では正義感から障害者福祉老人福祉に生命をかけるようになった経緯等を語った。ノーマライゼーション運動を推進する。
 
※同氏プロフィール/社会福祉法人ノーマライゼーション協会理事長として日之出障害者会館など地域福祉施設多数を運営。
【著書】「ノ―マライゼーションと部落解放」ほか多数。
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くさり NO.750より

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