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東日本大震災・福島原発事故発生から半年が経つ9月11日、全国各地で反原発・反核の集会が行われました。大阪でも各地で集会やデモが行われましたが、東住吉区の長居公園では大阪東南フォーラムを形成する労組と市民団体が「戦争はいやや!核なんかいらへん!」を合い言葉に『反核フェスティバル』(主催:同実行委員会)を開催して「ノーモア・フクシマ!ノーモア・チェルノブイリ!子どもたちに核も戦争もない未来を!」と訴えました。
 

長居公園内南児童遊園で行われた同フェスティバルは、反戦・平和へのアピールはもとより、バザーや点字教室、ゲームやバンド演奏などの催し物を行ったほか、飲食物の各種模擬店を出店して子どもから大人まで楽しめるイベントとして行われました。

 

午前10時、本フェスティバル代表の山科和子さん(チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西代表)が開会の挨拶。続いて地元に福島原発を抱える『双葉地方原発反対同盟』の方が現地報告を行いました。
大和太鼓「夢幻」のオープニング太鼓演奏の後、会場に設置されたステージで東南フォーラムに参加する労組や市民団体が次々にアピール。『無防備地域宣言をめざす大阪市民の会』や『生野八者共闘』、『ヒバク反対キャンペーン』『NPO長居公園元気ネット』『フィリピンAKAYプロジェクトをともに創る会』『若狭連帯行動ネットワーク』の方々が登壇。その間に『月桃の花歌劇団』がエイサー踊りや合唱を、『子ども全交大阪獅子舞クラブ』の子どもたちが獅子舞を披露してくれました。
 
この頃になるとイベントを知らずに公園に遊びに来ていた人たちも参加して、パネル展示を見学したり、模擬店やバザーで買い物するほか、ゲームにも加わってくださるようになってきました。
お昼休憩中は暑さのために木陰で休む人が多かったですが、子どもたちはヨーヨー釣りや金魚すくいに一生懸命です。

 

 
午後1時から再開、まずはチェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西の方々が創作ダンス(バレエ)と詩の朗読でアピール。同団体代表の山科和子さんは「当たり前に暮らしたいのに暮らせない、ヒバク者の心の痛みを私たちは理解していたでしょうか?その思いをバレエで表現しましたので共有してください」と呼びかけていました。
『障害者活動センター赤おに』の方は「私たちは障害者としての社会経験を積み重ね、バリアフリーを推進するなど地域に根付いた活動を25年以上続けています。毎年このフェスティバルに参加していますが、福島原発事故が起こったことで今年は例年と違った感覚で参加しています。あれから半年が経ちますが、現地では未だ多くの障害者が不便な生活を余儀なくされ、充分な配慮がなされていない現状です。この反核フェスティバルはたんなるお祭りではありません。もっとみんなで反核を発信していきましょう。被災地に元気を!」と力強くアピールして下さいました。
『大阪障害者労働センター マツサクグループ』の方は車いすなので壇上の下から、「私たちグループは、障害者と健常者が共に助け合って仕事をこなし、共に生活をしています。人として分け隔て無く接しあい、一社会人としてみんな頑張っています。共に反戦、反核を訴えていきましょう!」とアピールして下さいました。

社民党の服部良一衆議院議員からのメッセージも披露されました。
「本フェスティバルに連帯申し上げます。さて、先頃野田政権が発足しました。米軍基地、普天間問題など、我々の想いを受け止める政権か見極めなければいけません。脱原発運動が盛り上がりを見せているなか、政府は今こそ原子力に頼らないエネルギー政策を国民に示さなければなりません。社民党は5月に脱原発のアクションプログラムを発表しました。ぜひ、参考にしてください。共に闘い、共に勝利しましょう!」

催し物に戻り、『平野鼓笛隊』『平野バンド』『市教組南部支部女性部・青年部』が楽器演奏や合唱。「人が人を思う心を大事にしたい」と前置きし、心を込めて〝島人ぬ宝 (しまんちゅぬ宝)〟や〝涙そうそう〟などを歌いました。

〝反戦レシーブ〟というゲームでは『ボールをレシーブして輪に通す』と景品がもらえるとあって、会場の子どもたちが列を作って参加していました。

3時閉会の予定でしたが、暑さもあり予定を30分繰り上げて閉会となりました。
東南フォーラムの議長が「今日は暑い中ご苦労様でした。反戦・反核の運動は市民の小さな声を大きくしてくことが大事です。まだまだ闘いは続きます。来年に少しでも良い話が聞けたら、と思います。本日はどうもありがとうございました」と閉会の挨拶を行い散会となりました。

連帯ユニオン議員ネット