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被災地復旧復興支援ボランティアインタビュー

今、私たちにできること  生コン支部 分会 鈴木さん(仮名)

 
―ボランティア期間は?

6月29日から7月8日までです。

―なぜ今回、ボランティアに行こうと思ったのですか?
3月11日の震災後、私自身「何かしなければ」と思っていました。しかし、何をすればいいのか分かりませんでした。そんな中、関生支部からボランティアの話があり、参加しようと思ったのです。

―現地の状況はどうでしたか?
口では言い表せない光景に唖然とするだけでした。震災から4ヶ月になろうとするのに、いまだに手つかずのところが沢山残っていました。自然の驚異におののきました。 
参考 津波から約3カ月 6月5日の宮城県南三陸町 動画

―作業内容を教えて下さい。
主に、
①物資(水・食糧・洗濯機・冷蔵庫等)の納入・整理(体育館内)、
②地域の被災者が物資を取りに来るので、その積み込み、
③地域(公民館・コミュニティーセンター)への配達、
④仮設住宅への水の配達、その他雑用などです。
作業時間は6時30分から19時くらいまででした。

―現地の方の反応や生の声を教えて下さい。
志津川高校避難所の方はもちろん、防災センターの大家さん、近くの住民の方々も(支援活動を)非常に喜んでくれています。頼りにしてもらっていると感じました。現地では、仮設住宅に入ったり、親戚の家に行ったり、遠くに引っ越すことによって避難所で生活する人が減っています。それは喜ばしいことではあるのですが、その反面、避難所の注目度が下がり、支援物資が減っているのも事実です。
被災地には生活の目途が立たない人がまだ沢山います。いまだに行方不明の方を探して避難所を訪ねる人もいます。

―これからボランティアに行く人へのメッセージ、支援体制で不足している点は?
ボランティアに「行く」のではなく、「させてもらう」という姿勢が求められます。また、被災者の気持ちになって考え、行動することが必要です。支援体制については、是非現地に責任者を置いてほしいです。そして、刻一刻と変わる現地の状況やニーズを肌で感じてもらいたいです。


くさり NO.748より 
連帯ユニオン議員ネット