共謀罪への一里塚?
コンピュータ監視法を許すな!関西集会パートⅡ 6月6日
権力が大衆弾圧に使う最終手段となる<共謀罪>。一度廃案になったはずのこの法案復活を目論見、その呼び水になるのでは危惧される新しい法案<サイバー犯罪法案>は、震災騒ぎに乗じた形で4月1日国会に上程送付された。
その法案に反対し、日本の治安管理体制の危険性を認識学習する集会「コンピュータ監視法を許すな!関西集会パートⅡ」が6月6日(月)、大阪市中央区エルおおさかで開催された。
当日は、この問題を追求する小倉都利丸氏(富山大学教員、JCA-NET代表/盗聴法に反対する市民連絡会ネットワーク反監視プロジェクト)を講師に迎え、同法案には、憲法が守る「通信の秘密」を侵す内容があることなどが詳しく確かめられた。
その中で、ウイルス作成罪の新設という表面的文句の下にある、治安管理体制を一層促進させようとする反大衆的内容が逐一明らかにされ、会場はあらためて言論統制への道をひた走る霞ヶ関官僚たちの危険な方向性を察知した。さらに会場では、法案廃案を目指す市民的な連帯の必要性が呼び掛けられた。