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多民族共生人権集会   
多民族共生人権集会多民族共生人権集会
7月28日、第10回2010多民族共生人権研究集会が大阪府立男女共同参画青少年センター(通称・ドーンセンター)で同実行委員会主催のもと開催された。連帯ユニオン近畿地本からは垣沼執行委員長と女性執行委員1名が参加した。
 

同集会は開催趣旨として、
(1)真の多民族共生社会を実現するため、在日外国人の人権が侵害されることなく、地域社会の「住民」として共に活かしあうことができる法制度の確立をめざす。
(2)在日外国人に対する差別の実態を把握し、行政や企業、教育、福祉、NPO活動など現場での実践を積み上げることで、外国人住民の人権尊重について啓発し、さらなる多民族・多文化共生社会の実現をめざす。としている。

集会は、第1分科会と第2分科会の二手に分かれて開催されたが、午前中のカン・インドク元韓国統一部長官の講演は両分科会合同で行われた。午後からは分科会開場が分かれ、第1分会は映画「在日」の上映会を、第2分会では「多民族・多文化共生の観点から在日韓国・朝鮮人の未来と人権を考える」講座1と、「海外の外国人参政権の状況を踏まえながら、日本の外国人参政権を取り巻く状況を考える」講座2が行われた。

カン・インドク氏午前中のカン・インドク氏(元韓国統一部長官・極東問題研究所理事長・聖學院大學綜合研究所客員教授)の講演は、「〝韓国併合〟から100年を迎えて」と題して行われ、同氏は流暢な日本語で講師を務めた。カン・インドク氏は朝鮮半島の歴史と日本の歴史を振り返り、多民族共生社会の問題点をいくつか挙げ、「グローバルな視点が必要だ」と説いた。

午後から、第1分科会は映画「在日」の上映会と、この映画を撮ったオ・ドクス監督の講演。第2分科会は講座1で「在日韓国・朝鮮人の未来と人権」と題してペェ・チュンド氏(社会福祉法人青丘社理事長)の講演、講座2で「外国人参政権と多民族共生の課題」と題して近藤敦氏(名城大学法学部教授)の講演が行われた。

 

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