今年で14回目となるこのハーフマラソンは、今回48カ国から3490名という過去最大の参加者を勝ち取った。それぞれのエントリー別で分類すると、ハーフ/約1200人、10キロ/1100人強、車イスと3キロ(ファミリー)を含んだ総数がはじめて3490人(海外参加者1080人)という数字となった。因みに昨年は、経由地のタイ空港閉鎖のために約2500人だった。
私たち連帯ユニオン関西地区生コン支部が、このハーフマラソンに参加するきっかけをつくってくれたのは、今年で20周年を迎える「遊わーく・ウィクリー」のパーソナリィティ「走る男」森脇健児さんだ。森脇さんは10年前に九州地方の特番企画で初参加したことがはじまりだった。以降、森脇さんはいくつかの番組企画として、このハーフマラソンに参加し、気づけば自身のライフワークともなっていた。この森脇さんからの参加要請を受けて私たちがはじめてランナーを派遣したのが、今から7年前だった。
このハーフマラソンは、あの有名な有森裕子さんが代表を務める「ハーフオブゴールド」が主催するボランティア国際競技で、走者がエントリーすることでその収益が非人道的な対人地雷被災者の義足や義手の費用となり、あわせて青少年のHIV/AIDS予防教育支援活動のために使われている。
これらの活動内容は、われわれ連帯ユニオンが組合綱領や方針として掲げる「反戦平和、国際連帯」活動と同じであり、その意義に基づく活動として組織参加している。
また、この運動は発展的に進化している。開催地近隣のスピンカイ村の生活水準はかなり低くい。ここの村人は、大人と一部の子供達は衣服を身につけているが、それ以外の大半の子供は裸に近い格好で生活している。その子供達に日本で使わなくなった衣類や履き物、文具や遊び道具などを有効活用してもらおうと民間の親善大使よろしく、「少し早いクリスマスプレゼント」を毎年届けている。