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反戦・平和運動にむけて、沖縄戦の悲惨な歴史を学ぶ

南大阪平和人権センター・沖縄現地学習会報告

太平洋戦争で米国の日本侵攻の為に拠点とされ、本土防衛の「捨て石」とされた沖縄は、米軍の攻撃と日本軍の命令により、多くの地元住民が戦争の犠牲となった。その歴史を学習する『南大阪平和人権センター・沖縄現地学習会』が6月6日~6月9日に行われ、生コン支部からは執行委員2名が参加した。

米軍によって占領されている基地問題も含めて、沖縄現地学習会は生きた教材で考えながら平和運動を学べる機会となりました。
沖縄に到着してすぐに、『ひめゆりの塔』に向かいました。この塔は、沖縄師範学校女子部および第一高等女学校の職員と学徒156名が、1945年6月18日に亡くなったことに対する慰霊の塔です。沖縄には『ひめゆり』の他にも多くの学徒が日本軍の命令で従軍させられ悲惨な死を遂げており、周辺に多くの慰霊塔が建てられています。
『ひめゆり』の話は、沖縄の住民を守らなかった日本軍の野蛮な行為の一つです。一昨年、高校の歴史教科書の検定問題で『新しい歴史教科書をつくる会』が「太平洋戦争の激戦化の中で地元住民の集団自決において日本軍の関与が無かった」とした歴史改ざん行為は決して許せません。
その他、『魂魄(こんばく)の塔』『平和の礎』『糸数壕』『普天間基地』『嘉手納基地』『憲法9条の碑』『チビチリガマ(「集団自決」跡地)』『小桜の塔』『海鳴りの塔』を見学。3日目には、辺野古〔命を守る会〕のテントに行き8年間座り込みで反対闘争を行っている方の案内で、海上基地建設予定地を見学しました。海域生物やマングローブ林が生息する美しい海を埋め立てる計画に対し、地元の住民が体を張って反対し、抗議行動を続けています。多くの人々は、平和無くして生きては行けません。この『沖縄・平和ツアー』に参加して学習したことを今後の反戦運動・平和運動に繋げていきます。


辺野古
辺野古/この美しい海上に
基地建設を予定している。
ひめゆりの塔
「ひめゆりの塔」

くさりNo723より
連帯ユニオン議員ネット