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働く者の怒り結集/09メーデー 
 

 

 

 

 

 

 

  中之島メーデー(大阪城公園・教育塔前)

「労働者の祭典」第80回メーデーが5月1日、全国357会場で開かれた。近畿各地で開かれたメーデーでは、昨年来の大不況の影響で苦境に立たされた労働者の怒りが結集し、経済・雇用の危機を訴えるデモ行進が行われた。 〝正規・非正規の別なく均等待遇〟〝働く者の人権〟〝失業と貧困なくす〟〝平和・共生〟等を訴え、闘うメーデーの色彩を全面に打ち出し、近年まれにみる盛り上がりをみせた。
 

 

●働く者こそ主人公(大阪)

 
大阪城公園で開かれた『第80回中之島メーデー』集会では、「〝競争より共生の社会を!〟働く者たちの人権を守ろう、正規・非正規の別なく均等待遇を」をスローガンに開かれ、連帯労組の仲間をはじめ約1000名が結集。関生太鼓のオープニングで始まった。





  主催者を代表して全港湾大阪支部の大野進執行委員長は、「格差拡大、非正規、貧困問題など、弱者に痛みを押しつける政権が続いている。麻生内閣は『定額給付金』等で大量の税金を選挙に勝つためにばらまき、朝鮮民主主義人民共和国が打ち上げた人工衛星を利用した報道で軍事大国化、戦争体制を目指している。しかし、国民の目を欺(あざむ)くことは出来ないし、我々労働者の団結力で弱者に報いる政権を獲得できる」と挨拶した。

 


各界来賓挨拶の後、各労働組合のアピールがあり、全労協・石田議長が団結ガンバローを三唱して大阪市役所までデモ行進を行った。








●近畿各地・徳島のメーデーの様子

 京都府では、鴨川三条河原に労働者が集まり、ユニオンネットワーク京都主催のメーデーが15団体、約200名参加のもと開催された。連帯労組からは60名の仲間が駆けつけ、地域の仲間との連帯を深めた。「派遣切り反対」「憲法9条を守れ」などをテーマに円山公園までデモ行進をした。 兵庫県では、連帯労組がメーデー前半行動として、近畿地区トラック支部と関西地区生コン支部播州但馬ブロックの80名が『佃運輸』社の不当労働行為に対して抗議行動を展開。地域に怒りのシュプレヒコールを轟(とどろ)かせた。

  和歌山県では、和歌山城の砂ノ丸広場で『連合和歌山』主催のメーデーに約400人が結集。「働く者の連帯で、平和・人権・労働・環境・共生に取り組む」「労働者の使い捨ては許さない」などをスローガンとして開催。市内をデモ行進した。 徳島県では、毎年恒例のメーデー前夜祭に生コン支部役員が参加。『沖縄戦は消せない』DVDを上映し、歴史改ざん問題等を議論した。

知っていますか? 「メーデーの起源」
伝統的ヨーロッパ文化では、5月1日はもともと「春を祝う日」(メーデー)でした。しかし、1886年5月1日、アメリカで長時間労働に苦しむ労働者が立ち上がり、8時間労働制を求めてゼネストを行いました。
この2日後の5月3日にスト中の4人が射殺され、翌4日にシカゴで抗議集会が開かれましたが、武装警官が集会を襲い、組合のリーダーが殺されるという痛ましい事件が起こりました。一旦約束した「8時間労働制」を反故にした資本家側と闘うため、労働組合は世界中に共同行動を呼びかけました。労働組合・社会運動の国際組織だった第2インターナショナルは89年7月の創立大会で、5月1日を「法律で8時間労働日を決めるよう要求する国際デモンストレーションの日とする」と決定。翌90年に各国で第1回メーデーが実施されました。

くさり No,721より  

連帯ユニオン議員ネット