第2に、現在、政治・経済界は、「百年に一度の危機」と言われる経済不況のツケを労働者・弱者に押し付けています。私たち労働者は、「雇い止め」「非正規切り」などの攻撃で苦境に立たされ、大企業の都合のままに扱われています。一方、先の好景気で大手企業の内部留保額は12兆円以上とも言われ、その恩恵は労働者に還元されておりません。私たちは大企業と闘い、この09春闘で大幅賃上げを獲得して労働者に再配分するよう求めます。
公平で平等な共生協働の社会をつくり、働く者が安定した生活を確保することが平和につながるものだと考えます。 第3に、今春闘は、11年続いた5労組共闘が分かれ、3労組と2労組で闘われます。2労組の側は、大企業と闘わず、中小企業と労働組合が我慢すべきという態度です。私たち3労組(連帯・生コン産労・全港湾)は、大企業中心の政治・経済・産業を、闘いによって中小企業と労働者中心に変える方針です。この違いが、二つにわかれた理由です。 ■ 業界の健全な発展めざして
私たちは、自らの要求のみならず、建造物と市民の安全性のためにも闘っています。生コンは、建設基礎資材として欠かせない製品です。品質低下の要因となる業界の過当競争を排除し、協同組合による共同受注・共同販売システムによる健全な業界の安定と発展をめざすこと。品質保証と安定供給・適正価格を三位一体で追求し、品質保証システムの確立、中小企業の「砦」アソシエ会館建設、マイスター塾を通じた技能技術者の養成などを通じ、建造物と市民の安全を求めることを業界従事者の責務としています。
隊列を整え進む車両