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冤罪

 

 えん罪被害者からの訴え・裁判員制度とえん罪を考える連続学習会
えん罪を生み出さない裁判員制度を
密室の取り調べで「自白」がつくられていく…

3月30日(月)
裁判員制度の問題点を学ぶ
市民が参加する裁判員制度。
えん罪被害者を生み出さないために注意すべきことについて講演。

5月21日から裁判員制度が始まる。選挙人名簿から選出された20歳以上の市民が裁判員として、放火や殺人などの刑事裁判に参加し、裁判官とともに有罪か無罪かを判断する。裁判前の公判手続き審議では裁判員不在のもと裁判官、検察官、弁護士が審理計画を立てるため一部の証拠しか開示されないことから問題視となっている。
狭山事件、志布志事件、氷見事件などのえん罪被害者は警察などの長期にわたる密室の脅迫的な取り調べで「ウソの自白」を強要されてきた。取り調べ時に可視化・全過程の録音・録画の実現がなんとしても望まれる。
4月 6日(月)
えん罪被害者から学ぶ①富山氷見事件
02年強姦容疑で逮捕。長時間にわたる取り調べでウソの自白を強要された。服役後に真犯人が発覚し無罪が判明した。

富山県氷見市で2002年1月と3月に強姦と同未遂事件が発生。氷見署は犯人の似顔絵をもとに4月、タクシー運転手のYさん(当時40歳)を任意で事情聴取。Yさんは否認を続けたが、自白を強要され取調べの3日目に「自白」し、逮捕。
福井刑務所で約2年の服役を経て仮出所した。2006年、別の強姦未遂容疑などで逮捕された男が犯行を自供。2007年真犯人の有罪確定前に、検察側が異例の再審請求を行い10月に無罪が確定した。
損害賠償を求めて園賠裁判の準備を進めている。
4月17日(月)
映画「造花の判決」上映・狭山事件を学ぶ
現地を歩き判決文の疑問を確認してい<狭山事件の入門「造花の判決」を上映。弁護士が狭山事件の現状について語る。

1963年、埼玉県狭山市の女子高校生が下校後行方不明になり同夜、身代金を要求する脅迫状が届いた。
身代金受け渡し場所で犯人を取り逃がした警察は、被差別部落への見込み捜査を行い(I)さん(当時24歳)を別件逮捕。警察はウソの約束や脅しで虚偽の自白をさせ(I)さんは地裁で犯行を認め、死刑判決が下された。後に警察にだまされていたことがわかり控訴審第1回公判で無実を訴えたが高裁で無期懲役。31年7ケ月の拘禁生活のすえ仮出獄し、現在も再審を求めている。
4月20日(月)
えん罪被害者から学ぶ②鹿児島志布志事件
03年、志布志町内住民に現金が配られたとして住民12人が公職選
挙法違反で逮捕。家族のメッセージを書いた踏み字を強要されたり
連日の長時間の取り調べなど人権侵害が問題になった。

2003年、鹿児島県議選において志布志町(現在の志布志市)住民に現金などが配られたとして、当選した中山県議と市民12人が公選法違反で起訴された。
警察の取調べは連日長時間行われ、家族からのメッセージを書いた紙を踏ませる「踏み字」や精神的に追い詰められた被疑者が自殺未遂を図るなど人権侵害の捜査が行われ6人がうその自白をしている。07年地裁で被告全員に無罪判決が確定した。
国と県に賠償を求め国賠訴訟を提訴している。
 
◆場 所・大阪人権センター6階ホール(大阪市浪速区久保吉1-6-12)「地図
◆時 間・いずれも18時30分~20時30分(4月17日のみ18時30分~21時)
◆参加費・無料
◆主 催・えん罪被害者からの訴え・裁判員制度とえん罪を考える連続学習会実行委員会 
パンフレット
連絡先 部落解放大阪府民共闘会議 06-6353-0866

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