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毎年恒例/アンコールワット国際ハーフマラソンに参加
★現地の小学校に衣類、履物を贈る

12月5日~8日     
■初のハーフマラソンに挑戦  


08年の12月、50回目の誕生日を目前にした私は、13回目を数える「アンコールワット国際ハーフマラソン」に無謀なエントリーをした。

このマラソン大会は、対人地雷の製造や使用の禁止を訴え、 その主旨に賛同したランナーが世界各国から集合して作り上げたチャリチィー国際認定レースで、エントリー費用は義手義足と地雷被災者の社会復帰や自立を支援すると共に、青少年のHIV/AIDS予防教育支援活動に使われている。そして、この大会を運営しているのが、マラソンで有名な有森裕子さんだ。 
 
関西生コン支部は毎年この大会に参加していて、もはや恒例行事となっている。今回も、Sさん・Nさん・そして私、書記長を合わせた3人の各役員が挑戦。参加にあたっては、ハーフマラソンへの挑戦はもちろん、現地の子供達に衣類や履物を贈ることも重要な目的だ。



滞在初日、お土産の衣類や履物を持参して小学校を訪問。私たちが一足早いクリスマスプレゼントを手渡すと、子供達は満面の笑みを浮かべ、私たちに丁寧なおじぎをしてくれた。感慨深いものがあった。
  


道中に立ち寄った村で余った衣類を子供にあげたところ、たちまちの内に人だかりが出来た。裸に素足の子供が多く、もっと物資を持って来ていたら、と後悔した。貧富の差が大きいカンボジアだが、子供達の瞳に映る光は貧しさを感じさせない。
 

 
今回、私がこのハーフマラソン挑戦を初決意したのには、私なりの動機があった。脇目も振らずに(?)一昨年の49歳の誕生日まで迷いなく組織の仕事をさせて頂いたが、心の中で「40代最後の一年」というスッキリしない気持ちが続いた。

  夏頃の執行委員会で、「12月4日から9日まで、アンコールワットハーフマラソン」という活字が目に飛び込んできた。私は、衝動的に手を挙げ叫んでいた。「私に走らせて下さい」と。

 


12月7日のレース当日は極度に興奮していた。
緊張する初心者の私にベテランランナーの人が、「最初の1kmは8分以上かけてゆっくり走ってください。そうすれば完走できます」と忠告をくれた。
 
その忠告通りに走ったつもりだったのだが・・・調子に乗りすぎた。折り返し地点までは快調だったのだが、50歳前のなまくらな体がいうことを聞いてくれなくなったのだ。
前半ゴボウ抜きしたランナー達が、次々と背中を見せて走り去っていく。その中に義足のランナーがいた。
完全な敗北感だった。自分の甘さを痛感した。

来年は万全の準備をしてエントリーしようと考えながらなんとか86分でゴールした。
連帯ユニオン議員ネット