第7次訪韓団に参加して 執行委員
日韓建設労働者共同闘争委員会は11月6-10日、第7次共同行動を実施しました。訪韓団は連帯労組17人(関西5、本部2、関東6、静岡2、トラック2)、生コン産労5人の合計22人で結成され、関生支部は6日、関西空港より韓国に向かいました。到着後すぐ西大門刑務所跡を見学、多くの市民が日本植民地時代、拷問を受け殺されていった歴史を学びました。翌日朝、建設労組事務所に伺いました。建設労組は200名の組合員から始まり、タワークレーン・レミコン・ダンプと組織を拡大、現在18000人規模にまで産別労組として拡大しています。今回の訪韓の最大の目的は民主労働者大会に参加することです。訪韓3日目の前夜祭では、ソウル駅前に多くの労働者が結集し律動やろうそく集会で盛り上がりました。この日、関生支部有志訪韓団の班とも合流し、皆で気勢をあげました。いよいよ大会当日、午前中は建設労組の解雇撤回勝利報告集会に参加し、集会後デモ行進。午後はいよいよ民主労総労働者大会。8車線道路を封鎖し全国から集まった10万人の労働者で道路が埋め尽くされ、人のじゅうたんが敷き詰められたような会場で、反グローバリゼーションとイ・ミョンバク政権に反対する熱狂的な大会が進行しました。今回の訪韓を通じて思ったことは、韓国でも労働者が経営者に団体行動を行うと権力が介入するということ。さらに日本と同様、非正規労働者が大変多くなっている現状に、国境を越えた資本との闘いを共同行動で闘争しなければならない事を実感しました。