昨年のセメント生コン関連５労組と大阪兵庫生コン経営者会との07春闘共同交渉につづいて今年の08春闘共同交渉でも高齢者や女性、そして日々雇用労働者など弱い立場におかれた労働者の要求が大きく前進した。

日々雇用労働者については、昨年の春闘から2年連続で賃上げを実現。今年の08春闘で
①日額４百円の賃上げに加え、
②半日就労（パート）の廃止、
③残業時間の切り捨て禁止や
④休日出勤手当の支給を協定させるなど、
日々雇用労働者＝非正規雇用に対する差別を大きく是正させた画期的なものとなった。

しかし、労使合意した後（4月2日以降）においても合意事項を履行しようとしない企業が目立ったことから、日々雇用労働者も現場での約束の履行を求める活動を展開。


そして6月1日には連帯労組と日々雇用労働者の供給契約のある企業（経営者会未加入社や大阪・兵庫地域以外の企業を含む）を対象とした「08日々雇用春闘交渉」を開催した。

その結果、経営者会加盟企業の協定履行のみならず、経営者会未加盟企業あるいは大阪・兵庫地域以外の企業においても協定の履行を確保できたこと。さらに日々雇用労働者の交通費増額や福利厚生資金の支給を協定させるに至った。
7月19日に開催した日々雇用分会連絡会議では、この間の取り組みの成果を確認するとともに、交渉継続中の数社に対して日々雇用組合員が主体となって履行を求めていくこと。今後も便利づかいされている日々雇用＝非正規雇用の仲間の雇用安定や条件向上を求め活動を継続していくことを確認している。

【通信】朝日分会執行部