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9条世界会議イン関西

鉢巻き
Voic e(近畿地区トラック支部機関紙)
策19号  2008年5月30日(金)発行 ヴォイスより

5月6日、舞洲アリーナに於いて9条世界会議イン関西が開催された。舞洲アリーナ以外にも千葉幕張メッセ、広島アステールプラザ、仙台サンプラザホールの全国4ヵ所の会場で5月4日~6日にかけて同時開催。

  どの会場も人で溢れ、予定来場者数を大幅に上回る盛況ぶり。舞洲アリーナにも来場予定者数を大幅に超える8000名が訪れた。午前中に2つの分科会の後、正午からメイン会場でフリーアナウンサーの小山乃里子さんの司会でイベントを開催。海外からゲストとしてベアテ・シロタ・ゴードンさん、ジテンドラ・シャーマさん、メアリー・アン・ライトさんらを招き、それぞれスピーチを行った。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんは、GHQの一員として日本国憲法の起草に携わった経歴の持主。憲法第14条(法の下の平等)や第24条(男女平等)に関わった。

ジテンドラ・シャーマさんは、国際民主法律家協会の会長でインドを拠点に国際的に活動する。国際民主法律家協会は、05年6月に日本国憲法第9条についての決議を採択、憲法9条の価値を世界に広めようと宣言。

メアリー・アン・ライトさんは、元米陸軍大佐の軍人出身で、その後、米国務省に勤務するが、外交政策に異議を唱え辞任。現在、反戦・平和運動に携わる。

また、司会の小山乃里子さんと精神科医の香山リカさんの憲法9条について対談するプログラムもあった。香山リカさんは、現代社会に厳しく切り込むコメントでもお馴染み。大教授であり「9条世界会議」の呼びかけ人の一人。

終盤には、ソウル・フラワー・ユニオンの演奏によるライブステージもあり、ロック風にアレンジした「インターナショナル」も披露された。ステージ終盤には会場から大勢の観衆が舞台前に詰めかけ、音楽に合わせて一緒に踊り、 盛り上がりを見せた。

最後に、超党派で組織する実行委員会の代表として木下氏があいさつにたち、21世紀になっても混沌とした争いが絶えない現在、平和を願う世界各国の人々から、今、憲法9条が注目を集めている。平和な社会を希求する者たちへのテーゼとして憲法9条を世界へ発信すべきであり、にわかに改憲論議が高まる日本でもその真意を見直すべき重要な時期にある、と述べ集会を締めくくった。
   

【通信】トラック支部・共筆



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