5月3日憲法記念日に扇町公園で開催された、「5・3輝け憲法!平和と命と人権をーおおさか総がかり集会」に参加した。会場の周辺では右翼の妨害策動もありながら、このおおさか総がかり集会には3500人が結集し会場を埋め尽くした。 |
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恒久的停戦の実現と被ばく国からの訴え
オープンニングは太鼓サークルの「土魂鼓(どんどこ)」子どもたちの力強い演奏、太鼓の響きが参加者を励まし、子どもたちの可愛い演舞で会場からは微笑みがこぼれた。
そして、本集会のメインスピーチを中村桂子さん(長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授)に「被ばく80年核のタブーの原点に立ち返る」とのお話をいただいた。世界各国で戦争が吹き荒れるなか、全世界でも、2017年に核兵器禁止条約が採択された。核兵器を持つことも使うこともすべて違法とした新しい時代を作る条約である。
これは、私たちの体験を通して人類の危機を救うことを誓いあった一説とも言われている。被ばく者の心の苦しみ、貧困、差別、偏見、日本政府から何の援助もない状況で、時代のなかで自分たちだけじゃないと立ち上がったのだ。
いま、大変な時代に入ってきた。前が見えない時代、今だけではなく、対話をし続け核兵器廃絶ということこそが、私たち、人類全ての人を救う道だと訴えた。
市民アピールでは、関西ガザ緊急アクションの松尾和子さんが、「パレスチナの恒久的停戦を実現しよう。ウクライナからロシア軍を撤退させよう。憲法9条を活かし、東アジアに平和を築こう」とアピール。
続いて、京都祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク運営委員の志水博子さんが、「いま、地域に弾薬庫が作られようとしている。憲法9条を活かし、東アジアに平和を築こう」とアピールした。
憲法改悪を阻止
各政党からのアピールでは、福島みずほ社民党党首が、「今国会で憲法上問題のある法案が出ている。憲法破壊をしたり憲法変えるのではなく、まさに憲法を生かすことをやっていこう。有事法制、戦争へ向かうことを一緒に止めていこう」と訴えた。
その後、今回参議院選の全国比例区に出馬する山城博治さんが紹介された。
最後にポテッカーを掲げ「いかそう憲法」「とめよう大軍拡」と参加者全員で唱和し集会が終了した。
デモ行進は、中崎コース(憲法会議、市民団体)と裁判所前コース(1000人委員会、市民団体)に分かれ、私たちは、扇町公園西口から関生支部宣伝カーを先頭に出発。扇町通りを通過しアメリカ領事館前を通り、御堂筋を南下し裁判所前へ。
デモでは、「イスラエルは、パレスチナ占領をやめろ、大量虐殺をやめさせよ。ただちに無条件全面停戦を行え!」とシュプレヒコールが鳴り響き、沿道の外国人がスマホで撮影するなど注目を集めた。
ここでも右翼の妨害をはねのけデモを貫徹。裁判所前の若松浜公園でシュプレコールで締めくくっり集会・デモは終了した。
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