自身の役割を自覚して組織の発展を
近畿地方本部(近畿地本)は9月28日、田中機械ホールで第42回定期大会を開催した。同大会のなかで、垣沼執行委員長は勇退し、細野副委員長(関生支部)が新たに近畿地本執行委員長に就任した。
大会冒頭、2人の議長を、選出。続いて、主催者を代表し、体調不良で欠席した垣沼執行委員長に代わり、細野副委員長が以下のように挨拶した。
近畿地本も若返り
「この一年、権力弾圧との闘いでは大きな前進があった。2月の京都事件の無罪判決は組合側の主張を全面的に認める画期的な判決だ。検察側が控訴したが、必ず高裁でも無罪判決を勝ち取る。また、加茂生コン事件でも1名が無罪を獲得。当面、大津1次事件の控訴審判決が目前に迫っている。一審判決では関生支部・湯川委員長に実刑4年の信じがたい不当判決が出されているが、高裁で逆転無罪判決を勝ち取るために全力を尽くそう。
本大会で長年近畿地本を牽引してくれた垣沼委員長が勇退する。垣沼委員長は関生支部出身で中央本部書記長を約10年間務め、その後、関西に戻り近畿地本委員長に就任して今日に至る。勇退される垣沼委員長に心から感謝を申し上げたい。
私は今40代だが、30代~50代が『組織の担い手』となり、中心的な役割を担わなければならない。組合員も役員もそれぞれが自身の役割を果たすことが組織にとって非常に重要だ。各支部がそうした自覚を持って、この一年奮闘しよう」。
続いて、来賓挨拶に入り、家族クラブあさがおの楠本副会長が「連帯労組の一翼を担い組合と組合員の家族をつなぐパイプ役として奮闘する」と挨拶した。
前年度を総括して新たな方針の確立
その後、議案審議に入った。第1号議案・2025年度経過報告および第2号議案・2026年度運動方針(案)を西山書記長が報告・提案した。西山書記長は、各支部のこの一年の活動経過・総括を報告し、次年度の運動方針案を提起。参加議員も真剣に耳を傾けた。
そして、第1号議案・第2号議案を全会一致で確認。第3号議案・2025年度会計報告および第4号議案・2026年度予算(案)について西山書記長が報告・提案し、全会一致で確認した。
続いて、第5号議案役員改選では、代議員による信任投票を実施。その後、年間ストライキ権(第6号議案)を確立。第7号議案・諸決議、第8号議案・大会宣言を読み上げて確認したのち、大会スローガンを決議した。
さらに、選挙管理委員長から、役員改選投票結果が発表され、立候補者全員が信任されたことが報告され、代議員の拍手で確認された。
その後、本大会で退任する広瀬副委員長から「他の組合では解決できない事案も連帯労組であれば解決できる。そうした組合員の期待に応えられる組合であり続けるために今後もともに奮闘したい」と挨拶があり、新役員それぞれが決意を表明した。議長を解任し、最後に、細野新委員長の音頭で団結ガンバローを三唱して大会を締めくくった。
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