NI・DEN-KO(1)日韓共同抗議行動
6月21日10時から、NI・DEN-KOの株主総会が大阪グランフロント地下2階ホールで開催された。この株主総会に韓国から抗議の意思をもって8名の民主労総全国金属労働組合韓国オプティカル支会の仲間が訪日し、おおさかユニオンネットワークとの共同闘争が開催された。
このオプティカル争議問題は、日本資本のNI・DEN-KOの100%子会社である韓国オプティカルハイテック(亀尾市(クミ市))の工場で一昨年、漏電火災で工場再開ができなくなった。
しかし、NI・DEN-KOは火災保険金を受け取りながら工場再建を行わず、労働者全員を解雇してきた。工場の機材は別の子会社(韓国日東オプティカル社)へ移し10数年働いてきた労働者を別会社で引き取りもせず新たな人員30人以上雇い入れ事業を展開している。労働組合の要求は「なぜ保険金を受け取りながら雇用継承しないのか」当たり前の要求である。
NI・DEN-KOは現在、雇用継承どころか組合員個人に損害賠償攻撃を行い自宅の差し押さえや預金通帳の押収など残虐な手段で攻撃をし続けてきている。
工場屋上で高空籠城し闘い続ける女性組合員
組合員らはこれらに対抗し、工場事務所に籠城していたところ、女性組合員2名が今年の1月から工場屋上に高空籠城し、屋上から一切下りず雇用継承を訴え闘争している。
そのなかで、残りの組合員たちは大阪に出向き、身勝手で人権をも無視した手段で攻撃しているNI・DEN-KO本社に対して声をあげる訪日闘争を取り組む計画をした。それを大阪ユニオンネットワークが受け入れ、ともに闘う決意で共同闘争を取り組んだ。
さらにオプティカルの組合員は、NI・DEN-KOの株を取得し正式に総会のなかで訴える準備を行い大阪に来た。しかし、当日も「議決権行使書」を本人の手元に送らず、株主総会へ入場できないようにする新たな攻撃を仕掛けてきた。
これがNI・DEN-KOの基本的人権をも無視した姿勢であることを参加者は怒り、NI・DEN-KOに対して継続した闘いをこの大阪で取り組んでいくことを確認した。
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