労働問題は人権問題、共闘して闘おう


労働問題は人権問題、共闘して闘おう

2024けんり春闘総行動

各労働組合が今春闘奮起している。そこで、けんり春闘実行委員会も24年春闘をスタートさせた。その1回目の行動が2月15日に取り組まれた。

日本大企業による人権侵害許さない

この日の行動は、東京駅近隣の日本の製鉄会社本社前から始まった。
この会社は、度重なる韓国大法院(日本の最高裁判所にあたる)判決を無視している企業。春闘行動第1団として実行委員会は取り組んだ。
会社側は、日本政府の見解にならい日韓条約を口実として、この問題は解決済みと主張しているが、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」で示されているように人権尊重を掲げる現在の国際社会ではこのような主張は通らない。被害労働者の人権を回復してこそ、企業としての社会的責任が果たされるのだ。
NI電工も同様である。日本資本が韓国に進出し利益を上げたら韓国労働者を使い捨てにする。労働組合が雇用継承を訴えているにもかかわらず、新たな労働者は採用しても組合員は採用しないという明らかな不当労働行為を現在繰り広げている。東京本社前での抗議行動は結集する労働組合や当該労働者、日本で働く外国人労働者も結集した。
東京では韓国オプティカルハイテック労組を支援する会も立ち上がり、NI電工本社がある大阪でもおおさかユニオンネットワークが中心となり、2月27日から当該労働者も参加して行動を展開する決議も行っている。

当該労組の要請を経団連受け取らず

続いて、団は二手に分かれて私はホテルシャーウッドの全統一労組の争議現場へ向かった。この会社は、「未払い賃金3億円」「解雇は不当」と東京地裁から判決が出されているが、支払いもせず新たなホテル経営も行う悪徳経営者である。
その後、団は再結集し経団連前に集合し抗議の声をあげた。経団連ではNI電工も会員であることから韓国当該労組からの要請も用意。しかし、経団連はこれを受け取り拒否。担当者が出てているにもかかわらずポストへの投函を強要してきた。これが、日本の企業を取りまとめる経営者団体の組織として労働者の声を聴かない不誠実極まりない対応を行ってきた。 けんり総行動では、この後、ニチアス、トヨタ東京本社、JALと大企業を抗議対象としこの日の行動は終えた。


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