2024年新春旗びらき

1月13日、「2024新春旗びらき(近畿地方本部・各支部共催)」が田中機械ホールで行われました。近畿地本西山書記長の司会進行で開会。第1部では主催者や来賓が挨拶し、第2部では食事を取りながら歓談し、お楽しみ抽選会などの催しで会場は盛り上がりました。
 
権力弾圧をはね返し、 春闘勝利・組織拡大

はじめに、近畿地本(全日本建設運輸連帯労働組合 近畿地方本部)・垣沼委員長が主催者挨拶を行いました。
垣沼委員長は、1月1日の能登半島地震の被災者と翌2日の羽田空港事故の被害者に哀悼の意を表し、お見舞いの言葉を述べたあと、憲法を無視した『国家防衛戦略』の閣議決定と防衛費の増額など、戦争のできる国に踏み込んだ岸田自公政権を厳しく糾弾し、アメリカに追随して中国敵視政策を強める東アジアの平和を脅かしていることに警鐘を鳴らしました。
また、大阪・関西万博の建設費が当初の1・9倍に膨らみ国民や府民らに負担をかける大阪万博を中止し、能登地震救済に全力を尽くすことを訴え、「反戦平和、憲法擁護、産業別労働組合の前進で関生弾圧を跳ね返し、24春闘に勝利する」と決意を表明しました。

公平・平等な協組へ作り替えるのが指名

続いて、関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部)・湯川委員長は、日頃の関生弾圧への支援にお礼を述べたあと、この間の裁判闘争を報告し、権力弾圧を支援共闘の皆さんと団結して粉砕する決意を表明しました。
関西の生コン業界では、一部の者による支配体制が続いており、生コン価格は2万5千円を超えているにもかかわらず、労働者の賃金に還元されず、正規雇用労働者よりも日々雇用労働者の割合が高まっている実態など情勢を話し「大阪広域生コン協組は、決して一枚岩ではない。私たちは、一部の者が金と権力を振りかざして、利権集団化した協同組合ではなく、公平・平等な中小企業の砦に相応しい協同組合に造り替えることを使命として闘い続ける」と闘争方針を示しました。

ストライキを戦術に24春闘を勝利しよう

続いて来賓挨拶に入った。反弾圧実行委員会の代表であり全港湾大阪支部・小林委員長は「今年も元旦闘争で幕が開けた。この弾圧事件は、今年が正念場だ。過去に全港湾でも権力弾圧をはね返してきた歴史がある。ストライキが刑事事件となるのか。それは、日本の労働組合が本当の労働運動をしていないからだ。昔はストライキが当たり前だったが、今はストライキが『危険』『邪魔』のような意識に変わってきている。ここに集った労働者・労働組合がストライキは労働組合の権利として闘うことが、関生支援になる。今春闘では大幅賃上げをストライキで勝ち取ろう」と力強く挨拶されました。
続いて、れいわ新選組大石あきこ衆院議員は「私は国会議員でもあり、関西ゼネラル支部の組合員、皆さんと歩んで行く。いま、この国でまざまざと見せつけられているのが〝棄民〟として切り捨てられた労働者・市民の姿だ。万博・カジノなど金儲けのためなら何でもする。これは、関生弾圧にも通じるものであると思う。共に闘おう」と挨拶。次に南大阪連帯会議・中村事務局長は「このホールは田中機械の破産闘争で勝ち取った成果だ。闘えば必ず成果は生まれるものだという確信を持って今年も闘おう」と挨拶しました。

お楽しみ抽選会で大いに盛り上がる

第2部の懇親会は、中村事務局長の乾杯でスタート。恒例の抽選会で当選番号が読み上げられ会場は大いに盛り上がりました。近畿地区トラック支部の広瀬委員長が「権力弾圧粉砕、24春闘勝利を目指そう」と中締めの挨拶を行い、「団結ガンバロー」を参加者全員で唱和して、旗びらきを締めくくりました。



れいわ新撰組・大石衆院議員

 

れいわ新撰組・大石衆院議員
関生支部・湯川委員長

  

関生支部・湯川委員長

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