関生太鼓


全国の原発を廃炉にしよう!

3月21日感電本店前で、『危険すぎる老朽原発、高浜1号・2号機の再稼働を許すな! 関電包囲大集会』と梅田までのデモが行われました。

◆ 老朽原発を廃炉へ
集会は、小雨がぱらつくなかでの開催になり、主催者挨拶で木原壮林さんは、福島原発事故から12年。避難者の多くは今でも故郷を奪われたままです。
原発は、事故の確率の高さや事故被害の深刻さ、事故処理や使用済み核燃料処分の困難さなど、現在の科学技術では制御できません。それでも岸田政権は、最長でも60年とした法律をねじ曲げ、原発60年越え運転に向けて通常国会で関連法案の改革を画策しています。
しかし、世界でも60年を超えて運転した原発はなく、岸田政権は、一昨年の10月に「原発の新増設や立て替えは想定していない」としていましたが、昨年8月には廃炉になった原発に代えて、革新型原子炉、新型小型原子炉を建設する方針に転換しました。
これらの原子炉は、過酷事故の危険性や何万年もの保管を要する使用済み核燃料を残す点では、従来の原子炉と変わりません。科学技術が急激に進捗することや原発の安全性が向上することはないのです。今こそ、「原発全廃」「原発依存社会に暴走する政府はいらない」を掲げて行動を起こさなければなりません。
原発の40年超え運転と新設を阻止すれば、2033年には若狭から、2049年には全国から原発が無くなります。老朽原発を廃炉に追い込み、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょうと訴えました。

◆ 関電に怒りの声が
その後、原発立地の高浜町、美浜町の住民代表の挨拶。労働団体の平和人権センター・全労連・ユニオンネットワーク、関西各地の反原発団体などの決意表明を行い、集会決議案が読み上げられ参加者全員で確認。最後にシュプレヒコールを行い集会は幕を閉じました。
集会後、本降りとなった雨のなか、大阪梅田の中心地をめざしデモを貫徹しました。

◆ リレーデモ開始!
関西電力は、原発回帰を進める岸田政権の先陣をきって、40年越え老朽原発の再稼働を進めています。すでに46年越えの美浜3号機は、2021年6月に再稼働させています。 今年は、48年越えの高浜1号機、47年越えの高浜2号機までも再稼働させようとしています。老朽原発動かすな!実行委員会は、高浜原発1・2号機の再稼働を阻止するために、3月21日に関西電力本社前を出発、京都府、滋賀県を経て、4月2日の高浜原発までの230キロリレーデモのスタートとなる大集会でした。



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