関電前に９００人が集結－関電包囲全国集会

12月４日、大阪市北区の関西電力本店前で「老朽原発うごかすな！関電包囲全国集会」が開催されました。関電本店前には全国各地から９００人が参加しました。

関電包囲全国集会は、参加者全員が「関西電力は原発やめろ」「全て止めても電気は足りている」「老朽原発動かすな」「原発再稼働反対」等のコールを関電本店前に向けて行い開始しました。
原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演さんが「関西電力と国は福島原発事故をなかったかのようにして原発の延命、さらなる推進をしようとしている。そもそも福島や若狭地域に原発が集中していること自体おかしいということを忘れてはならない。美浜原発３号機の停止、廃炉を求めるとともに、高浜原発１号２号を再稼働させる前に廃炉に追い込もう」と主催者挨拶を行いました。

判決の日に合わせ大阪地裁に結集を

次に美浜原発運転差し止め仮処分ついて主任弁護士から報告を受けました。弁護士は「大阪地裁に申し立てていた老朽美浜３号運転禁止仮処分裁判について大阪地裁はいまだ処分を交付する日にちを決めていないので後日報告したい。そして判決を受ける日の前段に裁判所前で集会を開催するので決定交付一時間前には大阪地裁前に結集してもらいたい」と呼びかけました（12月20日に棄却決定交付）。
日本共産党の敦賀市議は「美浜原発周辺の住民にアンケート調査を実施したところ関電が出している避難計画は不明な所が多いなど不安や怒りの意見が集まった。住民の命と暮らしを守るためには、原発の廃炉しか道はない」と語りました。
また、原発賠償の３訴訟原告からの発言、全国と関西各地の代表者から発言やメッセージをを受けました。

労働組合からは、おおさかユニオンネットワーク西山代表が「40年の約束を自分たちの都合で延長させ、約束を守らない。労働問題でも同じで、使用者が労働者との約束を守ることによって円満な労使関係が生まれる。使用者側の一方的な約束不履行が争議に発展したり、ストライキをする原因になる。関西電力は、約束を守り老朽原発を今すぐ廃炉にするべきである」と訴えました。
集会の最後に集会決議案が読み上げられ、老朽原発廃炉を勝ち取り、それを突破口に、原発のない、人と命と尊厳が大切にされる社会に向けて邁進することが確認されました。

整然としたデモは大きな注目集める

集会終了後には、関西電力本店前で包囲集会を行った人々が、うつぼ公園に移動し難波までの御堂筋デモを行いました。楽器の演奏や幟、ポテッカーを手にシュプレヒコールを行い夕方の御堂筋を行き交う通行人やドライバーにアピールしました。人間と共存することができない原発。全ての原発の再稼働を阻止。廃炉をめざして市民と連帯して闘いましょう。

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中嶌哲演さん　　 Wiki

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