7・23 最古の老朽原発、高浜1号うごかすな!


7・23 最古の老朽原発、高浜1号うごかすな!  緊急集会

7月23日、感電本店前で「7・23最古の老朽原発、高浜1号うごかすな! 緊急集会~国と関電の暴走とめよう~」が行われ、関西電力が近く予定する高浜原発1号機の12年ぶりの再稼働を前に市民や労働組合を中心とした約380人が結集。真夏で気温が36度を超えているなか、老朽原発再稼働反対の声をあげました。

問題解決を図らずに40年超の原発再稼働

近々再稼働が予定されている高浜1号機は、1974年の運転開始から48年が経過し、2011年1月に定期検査入りして以降、東京電力福島第1原発事故や新たな安全規制への対応で長期停止していましたが、原子力規制委員会の新基準に基づく審査により、原則40年、最長60年と定められた現行ルール下で、2016年に40年超運転の審査に国内で初めて合格とされてしまいました。
高浜1号機が再稼働すれば、12年7ヵ月ぶりの稼働となってしまい、関電美浜3号機に続き国内2基目となり、国内で稼働する老朽原発は全て、関西電力が福井県内で原発を稼働することになります。高浜1・2号機が関電の計画通りに再稼働し、4基体制の運転が続けば5年程度で同原発内の貯蔵プールが満杯になってしまいます。しかし、国や関電は使用済み核燃料搬出や後処理全体の方針を示さず無責任な対応に終始。そもそも人類が処理できない有害な廃棄物を生み出す原発を稼働させることは許されません。

子や孫の代まで放射性廃棄物を、押し付ける

集会では、主催者の挨拶に続いて、老朽原発との闘いとして、高浜原発と美浜原発の地元からの報告と、東海第二原発と川内原発の地元から送られたメッセージが読み上げられ、老朽原発と闘う弁護団の弁護士から報告を受けました。
若狭の会の石地さんは原発について、一部地域の将来世代に運転や使用済み核燃料などの、放射性廃棄物を負担させると指弾し、「地域間・世代間の公平も公正もないものはやめるべきだ」と訴えました。
集会終了後に参加者は西梅田公園に移動し、約1時間30分かけて、日曜日で賑わう繁華街の梅田周辺をデモ行進し、「老朽原発稼働反対」と訴えました。

 


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