被爆地から反戦平和の声を上げよう

８・６ヒロシマ大行動・大集会

１９４５年８月６日の原爆投下から、今年で78年を迎える広島で開催された「８・６ヒロシマ大行動・大集会」に参加しました。

今年は、５日から現地に入って、夕方から開催された「広島ビジョン弾劾！核戦争阻止・岸田打倒！全国総決起集会」から参加しました。翌日の８・６大行動に向けて、戦争と広島ビジョンの岸田に対して、被爆者や広島の労働者・市民などが声を上げ、５００人もの結集があり、８・６集会に向けて気持ちが引き締まる集会が行われました。　
向かえた８・６集会当日、６時頃に集会会場に着くと、警察と右翼で埋め尽くされ、物々しい雰囲気のなか集会が開催されました。
この集会を阻止しようと在特会や自称「静かな８月６日を願う広島市民の会(日本会議)」などが、早朝から公園を占拠していましたが、集会参加者が全学連を先頭にスクラムを組んで押し返すなど、緊張感が強い集会になりました。
集会では、被爆者２世からの訴えをスタートに、全国金属機械労組港合同執行委員が「港合同も反戦反核を貫いてきた。労働運動の力を復権させよう」と闘う労働者・闘う労働組合の必要性を訴えました。
続いて、各団体から発言の後、８時15分に黙とうをしてからデモに出発。デモ出発前には、女性の右翼と思わしき人物に、港合同の幟が引っ張られて破かれるというハプニングもありましたが、そんなことをものとしない怒りのシュプレヒコールは、岸田が演説をしていた式典会場にも響き渡り、テレビの式典中継にもデモの様子が長時間映し出されるなど、中国電力本社前までのデモ行進を貫徹しました。

闘う労働者が結集し反戦平和を訴える！

広島県立総合体育館小アリーナで開催された大集会では、ＮＰＯ法人よもぎが開会宣言。被爆者婦人民主クラブ全国協議会、被爆２世、韓国全教組大邸支部、イラク医師、在日ロシア人等のアピールとメッセージが紹介されました。
①　基調提起を、ヒロシマ大行動実行委員会事務局長。
②　福島から反原発福島行動実行委員会共同代表、
③　沖縄コールセンター労働組合のアピールが行われました。
午後からは、改憲・戦争阻止！大行進運動のアピールでスタートし、星野全国再審連絡会議がアピール。関生支部は、この間の支援のお礼を述べ、闘争報告と全力で闘う決意が表明されました。
続いて、国鉄千葉動力車労働組合、自治労広島市労働組合、神奈川県労組交流センター、愛媛県職員労働組合の仲間等からの発言がありました。
最後に、全日本学生自治会総連合の仲間の発言があり、まとめと行動方針の提起で集会は大盛況で終了しました。
15時からのデモ行進は、会場から相生通りを抜け金座街からＮＨＫ前を通って、平和資料館のゴールまで全員無事に貫徹しました。

岸田政権の戦争政策 ・ 政府の暴挙とめよう

岸田政権が、２万４千人の警察官を動員して、デモ隊を暴力で制圧したＧ７広島サミットは、戦争会議でした。広島ビジョンを掲げて、核保有を正当化し、労働者の民意である「戦争反対・核廃絶」を非現実的・無責任と言い「原発推進」を推し進めています。大軍拡で軍事費２倍化を強行し、沖縄・南西諸島への基地建設を推し進め、福島第一原発の汚染水放出も強行されました。このような政府の暴挙は絶対に許すことはできません。今こそ闘う労働者が団結し、戦争へ突き進む政府を打倒しましょう。