ミゲル・キース


AWC岩国反戦交流集会

反戦平和の声を上げよう

11月26~27日の2日間にわたり、岩国基地に抗議し平和を求める岩国市民と連帯する「2022岩国行動」が開催されました。参加した関生支部とゼネラル支部からのレポートを掲載します。

今回の取り組みについて感じたことを皆さんと共有し、岩国基地の現状などを「くさり」を通して発信したいと思います。
岩国基地は、アメリカ海兵隊の滑走路と軍港を兼ね備えています。
これは部隊を後退させる局面でも前進させる局面でも、また最前線へ物資の補給やさまざまな面でも役割を果たすことができるということです。

有事の際に要となる機能を備えた基地だ

また、岩国基地にはミゲルキースという船があります。遠征海上基地ともよばれる巨大な軍艦で、今年の5月25日で岩国に4度目の寄港をしています。 今回、見ることはできませんでしたが、いざ戦争が始まれば弾薬、燃料から食料、医療品まであらゆる物資を大量に戦場に運ぶことができます。
これは、南西諸島を戦場にするときもこのような船が最前線に向かうことは言うまでもありません。その時、岩国を中心にどのように動くのか、物資の積み下ろしをどうするのか。そういったことを確認しているのかも知れません。沖合移設で軍港を兼ね備えることになった岩国。今や戦争拠点となっています。
どんな理由があったとしても戦争の要となる岩国基地は、私たちにとって不必要なものです。各地の反基地闘争や反戦、反核、反原発、反差別など地域で闘っている仲間と連帯することが最重要課題だと思いました。
また、集会や抗議行動に青年層の参加が著しく減っているように感じ、呼びかけや参加要請などの課題も残っています。 part 1


今年2月24日から開始されたのロシアによるウクライナ侵攻以後が大きく報道され、「戦争」という言葉を耳にする機会が一段と多くなりました。それがどのような内容であれ、戦争について考える人が増えていることは間違いありません。
11月27日の岩国行動では、地元山口県の団体を始め、首都圏、関西、九州等、全国各地から労働組合を中心とした様々な団体が反戦の声を挙げるために結集しました。 また、基地問題は日本一国の枠組みにとらわれない問題です。日本の団体だけではなく、韓国の労働組合も参加団体に列されていました。午前中に催されたのは、基地問題についての映像資料を用いた講演です。
 講演では、基地問題はその地域だけの問題ではないという訴えがありました。

地元住民の歓迎受け反戦の声一層大きく

午後からは岩国市役所前公園での集会です。それぞれの団体が、自らの反戦についての思いを述べました。
その後はいよいよ、結集した団体総出のデモ行進です。向かう先は岩国基地隣の小さな公園。道中、地元住民からデモ隊に幾度となく向けられたのは、暖かい歓迎の声援です。結集した団体の人々の声に岩国の市民から響く新たな声を合わせ、反戦の声は一層大きなものになりました。 part 2

AWC岩国反戦交流集会

 

2日間にわたり開催
AWC岩国反戦交流集会

  

講演

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