老朽原発うごかすな !


5・29老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか

危険な老朽原発を廃炉に!

5月29日、靫公園で「5・29老朽原発このまま廃炉!inおおさか」が開催された。炎天下のなか、全国から趣旨に賛同する市民団体、労働組合など2100名が一堂に集い集会を盛り上げた。

老朽原発は廃炉
集会は、高木りゅうた高槻市会議員の司会で開会。次に原子力発電に反対する福井県会議の中嶌哲演氏が主催者挨拶で演壇に立ちロシア戦争に触れ、「戦争で原発そのものが核兵器になりかねないことが明らかになった。廃炉に向け行動しよう」と提起した。
続いて美浜3号機運転差し止め裁判と3・11子ども甲状腺ガン裁判を担当する弁護人である井戸謙一弁護士は、「甲状腺ガン裁判は福島の住民が初めて声を上げた歴史的な裁判であり大事な裁判。多くの記者が来ていたが、報道されなかった。先のTBS特集がデマだと激しいバッシングを受けたのを受け、腰が引けているのだ。マスコミが伝えないのであれば口コミで伝えるしかない。この二つの裁判は絶対に勝たなければならない。強力な支援をお願いしたい」と訴えた。
名古屋地裁で老朽原発40年廃炉訴訟市民の会からは、裁判のなかで出てきた資料を専門家が精査すると非常にずさんな試験を行っていたことが明らかになった。このようなことがあってもいいのかと訴えた。
続いて老朽原発の地元、美浜3号機で働いていた元原発技術者が原発の危うさについて発言。一審で勝利判決を勝ち取った「東海第二原発の再稼働を止める会」からは現在の裁判進捗状況を、また「原発賠償関西訴訟原告団」からは実際に我が身に降りかかった災害の体験、国策は真実をねじ曲げるものだ。勝利に向けて頑張ると決意表明された。

国策の原発再稼働
その後、全国から参加している市民団体、労働組合からそれぞれアピールが行われた。脱原発市民ウォークからは「参加者の支えもあり10年以上続けている。滋賀県警にデモ申請しているが他の府県より時間がかかることを中日新聞で取り上げられた。これで早くなればいいなと思う反面、再審無罪を受けた西山美香さんに対する傲慢な態度、関生支部への攻撃などを見れば全て根っこでは繋がっているのではないか」と話された。大阪ユニオンネットワークの西山代表は4月後半にマスコミに取り上げられた関電のコンプライアンス違反の問題を取り上げ、関電に近い人間を集めたコンプライアンス委員会を立ち上げ、マスコミを利用し一部だけを報道させる。その陰に多くの違反があると指摘。みなさんと共に老朽原発再稼働を阻止しようと訴えた。

集会終了後デモで原発廃炉を訴える
集会終了後参加者たちは靫公園を出発。御堂筋に出てそのまま南下。難波までの道のりをシュプレヒコールやリズムに乗ったショートコールで「老朽原発そのまま廃炉」「40年越え絶対あかん」「MOX燃料絶対危険」など大きな声で大いに市民にアピールした。


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