CBC News YouTubeより


大阪日ロ協会第43回定期総会

平和的な解決を  緊急決議案を承認!

3月5日、エルおおさかで「大阪日ロ協会第43回定期総会」を開催した。
主催者を代表して藤本和喜夫理事長が挨拶。この間、コロナ感染予防の影響で日ロの交流事業が取り組めていない。そんななか、2月24日ロシア軍が隣国のウクライナに軍事侵攻する事態が起こり、日ロの友好事業にも影響が出ている。このウクライナ侵攻にロシア政府に対し、戦闘の即時中止、軍の撤退および対話と交渉による問題の平和的解決を求める「緊急決議(右下)」を上程したので本総会に先立ち承認を得たいと提案された。この緊急決議案を総会参加者が満場一致で承認し、ロシア在大阪総領事館に届けることとした。
その後、21年度活動報告・会計報告・監査報告、21年度活動方針・会計予算案、役員選出を行い、紀田事務局長が閉会挨拶を行い終了した。

許されない武力侵攻で国際世論を敵に回す
第2部の講演会は、「ウクライナへの軍事侵攻・経済制裁の影響」をテーマに朝妻幸雄氏(日ロ交流協会会長)からロシアとウクライナの対立関係が今日の事態に至る経緯について聞き、ロシアはウクライナのNATO加盟に反対しており、ウクライナに非武装中立化、NATOに加盟しないことを強く求めてきた。ウクライナがロシアの要求に従わないからといって、武力で侵攻することは絶対に許されないことだ。
プーチン露大統領は、ウクライナ侵攻を「戦争」とは言わずに「特別なオペレーション」と表現している。
しかし、今回の武力侵攻で国際世論を敵に回し孤立しており戦争に勝っても情報戦で負けている。アメリカはじめ西側諸国のロシアへの経済制裁が影響し、国内経済が停滞していくことになると締めくくった。


戦闘の即時中止 ・ 平和的な解決を求める

「ロシア政府に対し、戦闘の即時中止、軍の撤退及び対話と交渉による問題の平和的解決を求める決議」


2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、紛争の平和的解決という国際社会の原則を踏みにじるものであり、とうてい許容されるものではありません。
私たちは、ロシア政府に、ウクライナにおいて戦闘行為を即時中止し、軍を撤退させること、対話と交渉による問題の平和的解決を図ることを強く求めます。
大阪日ロ協会は、長年にわたり国際的な親善交流組織として、ロシアの市民レベルでのさまざまな組織との交流、文化交流、相互理解のための活動に取り組んできました。
ウクライナやロシアに暮らす人々の長年の友人として、現在、ウクライナで多くの市民が銃火の下で生命の危機にさらされる事態を看過することはできません。一刻も早い平和の回復を望みます。

2022年3月5日 大阪日ロ協会


 

 


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