社会的に「官製春闘」といわれるなか、政府主導で労働者の賃上げが決められようとしている。このようなことを放置して政府に任せる春闘でいいはずがない。
労働者、労働組合が立ち上がり現場で行動し、権利を獲得する。この基本原則が「けんり総行動」の役割であり本来の労働組合の姿だ。
だからこそ、私たちは経団連前で行動を提起し、声をあげていく本来の春闘スタートにふさわしい行動を取り組んだ。
大幅賃上げを実現
経団連前集会で全港湾中央本部真島委員長が主催者挨拶で「大幅賃上げの実現。最低賃金保障を1500円に。外国籍労働者の権利確保を。コロナ禍で解雇される労働者の救済」を提起した。続いて、公務労働者を代表し東京清掃労組江守委員長、民間労働者を代表し全国一般東京労組渡辺書記長が発言した。
その後、証券会社で働く外国人労働者からの発言では育児休業の取得申請をしたら会社から断られる事件が発生、この行為は不当であり現在社会にそぐわない行為である。平気で行う企業を認めてはならないと立ち上がる行動が提起された。その後、当該労働者はパタニティハラスメントされ解雇されたとして世界的に報道され、現在、東京高裁係争中であると発言があった。経団連前で事業展開するこの証券会社に対し参加者は怒りの声をあげた。
東京の仲間と連携して春闘行動取り組む
アピールの最後には、大阪から参加したおおさかユニオンネットワークの西山代表が発言し、大阪でも結集する東京の仲間とユニオンネットワークとして春闘行動を取り組むことを確認した。けんり春闘総行動は中小ネット平賀共同代表の閉会の挨拶と団結ガンバローで締めくくられた。
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