権力弾圧をはねのけ労働者の尊厳を守ろう!
9月25日、全日建連帯労組近畿地方本部第39回定期大会が学働館で開催されました。本大会では、この一年間の闘いを振り帰り運動の到達点を確認し、2023年度新たな決意を確認し合いました。
開始に先立ち、インターナショナルを参加者全員で合唱。色見副委員長の開会挨拶に続いて、近畿地区トラック支部と関生支部の2人を議長に選出し、議事が進行されました。
軍事力の強化や原発稼働年数の延長
垣沼委員長の主催者挨拶では「現在の国内では半数以上の国民が反対している安倍元首相の国葬開催と併せて浮上している旧統一教会と政治家の繋がり。震災復興より優先された東京五輪における贈収賄問題で検察が動きだしたことなどが連日、報道されている。また、コロナ禍における非正規・パート労働者を中心とした雇用問題。ロシアのウクライナ侵攻では、エネルギー不足への後手後手の政策をとる日本政府。米国追随主義によりロシア・中国・朝鮮民主主義人民共和国の脅威論による軍事力の拡大と強化。そして、突然の原発増設と稼働年数の延長を発表した。これらのことは、岸田政権が国民生活や心情よりも、自民党の独裁政治と大企業の利益だけを追及するものであり、岸田政権の政策に対して我々労働組合は、反対と抗議の声をあげる行動を展開していくことが重要だ。2018年から始まった関生支部への弾圧は、国家権力が産業別労働組合を否定し、憲法28条や労組法を無視していることに、裁判所までが荷担している。この関生弾圧は、全ての労働組合に影響をおよぼすこと、労働者の尊厳を踏みにじることから、勝利するまで徹底的に闘い抜く」と問題提起と闘う決意を表明しました。
来賓挨拶では、家族クラブあさがおの楠本会長が、この間の活動と新規会員が8名増えたことが報告され、トラック支部とゼネラル支部から、あさがお入会の呼びかけと「団結して共に闘う」などの挨拶がありました。
解雇を可能にする金銭解決法案反対
中央本部・菊池委員長からは「安倍元首相国葬問題の他に、政府は労働者に対して解雇の金銭解決が成り立つように進めようとしている。これは何時でも誰でも簡単に解雇できるということであり断じて認めることはできない。我々はこの法案阻止に向け、徹底的に行動していく。全日建連帯労組は来年に結成40周年を迎える。この40周年に向けて組織強化を図るために組織拡大することが重要だ」と行動提起されました。
大会への祝電・祝辞が披露された後、議案審議に入り、各支部の代議員から意見・報告を受け議案が満場一致で可決されました。広瀬副委員長が議長を解任し閉会の挨拶では「関生支部の運動に確信と誇りを持ってこれからの運動に取り組んでもらいたい」と関生支部の組合員への激励がありました。
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