7月22日、「沖縄と繋がるキャラバン」結成集会がエルおおさかで開催され、約100名の労働者・市民が結集した。基地問題に取り組む多くの仲間から賛同発言が行われ、沖縄と繋がるキャラバンは盛況にスタートを切った。
沖縄と繋がるキャラバンは、全港湾大阪支部委員長の小林勝彦さんとシンガーソングライターの川口真由美さんが共同代表となり結成が呼びかけられた。中心メンバーは元々「沖縄意見広告運動」のもと、キャラバン隊として10年余り西日本を中心に各地域の仲間とともに沖縄の状況を広げる運動に取り組んできた。この度、新たに基地のない平和な沖縄を目指す運動を立ち上げることを決断した。
集会冒頭、共同代表の小林さんが主催挨拶に立ち「青年部と、戦争から家族をどうやって守るのか討論する機会があった。ほとんどの青年から、徴兵されたとしても家族のために戦うと勇ましい答えが返ってきた。暴漢などなら戦って守れるかもしれないが、戦争となれば徴兵で家族を守れるのかと問うと、ほとんどが答えに詰まる。結局家族を守る方法は戦争をしないこと。それしかないと粘り強く説明したらわかってくれた。いま、攻められたら守らなければならないと煽られて、強気な発言が目立つようになっている。しかし、若者たちは説明したらわかってくれる。これまでの運動で若者に伝えきれていないことがある。文化交流や楽しさを取り入れた、行きたくなる集会を作り上げ、若者たちに運動を広げていきたい」と決意を述べた。
続いて、関西各地で反戦・反基地運動に取り組む仲間から賛同発言を受けた。
オンラインで海外から
また、今集会の特徴は、韓国・台湾の仲間とオンラインで接続し、国境を越えて東アジア全体の平和を目指す立場で取り組まれたことである。韓国からは、韓国進歩連帯自主統一局長のキム・ジヘさんが発言し、自主平和遠征団が韓国全土を周って米軍基地と闘う民衆と連帯を深めた闘争などについて報告。「新冷戦体制の元、台湾や朝鮮半島が次の戦場にされるかもしれない。韓国と沖縄で米軍基地が強化されていることは一体の問題だ。韓日民衆は力を合わせて戦争を画策する米国に立ち向かおう」とエールを送った。
台湾からは、日本に留学経験のある台湾市民のコニーさんが発言。2014年に台湾の学生らが立法院を占拠したひまわり運動に参加した経験を述べ、運動のなかで若者たちが様々な議論を重ね、政治的に活性化していったことを述べた。
集会の最後に、共同代表の川口さんがボーカルをつとめる「おもちゃ楽団」が演奏を行い、会場は大いに盛り上がった。川口さんは最後のまとめとして「音楽でもっと押し寄せたい。韓国や香港、台湾の運動を見てきた、若い人がたくさんいて音楽があってノリノリで、それでいてすごくメッセージがある。日本でぜひそれをやりたい。これから若い人を取り込んで私もめっちゃ歌います」と集会を締めくくった。
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