関生太鼓


2022岩国行動スタート集会

反戦平和の声を上げよう!

例年取り組まれている岩国行動。その前段として7月29日、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会主催の「2022岩国行動スタート集会」がエル大阪で開催された。

冒頭、開会挨拶に登壇した垣沼実行委員会共同代表は、「岩国基地滑走路の沖合移設が進むなかで、基地強化に反対する岩国市民の声を無視し、横田基地から空母艦載機や沖縄からは空中給油機などが移駐し極東最大級の航空基地に成長した。岸田政権は、参議院選挙の結果、野党含めて改憲に必要な3分の2議席を獲得、憲法9条改憲をはじめ敵基地攻撃能力強化、緊急事態条項の整備を進めようとしている。毎年11月に岩国市で開催する労働者反戦交流集会の成功に向けて取り組もう」と情勢と行動が提起された。

岩国の前線基地強化を許さない
続いて、岩国現地の田村順玄さん(元岩国市議)からビデオメッセージによる岩国市の現状について報告を受けた。「米軍の空母艦載機による夜間飛行訓練や基地外の軍用機の離発着など騒音被害が以前と比べて倍増している。爆音訴訟裁判も行われているが、基地機能の縮小化に繋がらない。引き続き岩国基地の機能強化に反対して取り組もう」と訴えた。
その後、事務局長の南さんが「岩国をめぐる状況」について基調提案。「岩国基地の位置をどう見るか、北に朝鮮半島、南西に九州、第一列島線。対中国、朝鮮シフトの中心に位置し、軍港を兼ね備える海兵隊基地である。現在はウクライナ情勢で更に緊張激化、沖縄に次いで岩国基地の重要性が高まっている。アメリカは、ウクライナに武器は供与するが軍隊は派遣しない。戦場になる場所はウクライナであり、アジアであれば沖縄、朝鮮半島。拠点は、西日本の自衛隊基地と米軍基地が対象。いずれにしても基地強化の動きを注視しなければならない」と提起した。
2022年度の岩国労働者反戦交流集会実行委員会の結成報告が承認された後、各地の取り組みが報告され、山口県現地の麻田さんは11月集会準備について、そして東京南部全労協の藤村さんから横田基地反対の取り組みが報告された。
最後にまとめを事務局の陣内さんが提起して集会は幕を閉じた。


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