人種差別をなくしアジアの平和をめざそう!
4月4日、京都円山公園野外音楽堂にて「民衆の国際連帯で東アジアの平和を目指す4・4円山集会」が開催された。主催は、同集会実行委員会。当日はあいにくの雨天であったが約100名の仲間が結集し、集会とデモが行おこなわれた。
国籍の壁を越えて多数参加
4・4集会は、「日本の朝鮮植民地支配とアジア侵略戦争への謝罪と賠償を!」「在日・滞日外国人への差別・排外主義を許さない!入管体制とたたかおう!」「自衛隊の海外派兵反対!とめよう戦争への道!」をスローガンに実行委員会形式で運営された。
国際連帯による平和の実現を掲げる4・4集会実行委員会には、朝鮮半島にルーツをもつ在日韓国・朝鮮人団体の関係者や、ニューカマーの外国人、差別排外主義に反対する日本人の仲間などが参加。とりわけ、青年層が国籍を超えて多数参加し集会を盛り上げた。もともとは昨年の5月10日に開催予定であったが、コロナ緊急事態の影響で一年延期して開催された。
集会ではたっぷり3時間の時間を使い、各団体からのアピールと2組のアーティストによる楽曲の演奏が行われた。
在日朝鮮人の苦悩
在日団体からの発言では、強まる差別排外主義のなかでの在日朝鮮人の苦悩と怒りが、痛烈に表明された。差別に対する怒りはもちろん、形式上では差別排外主義との闘いを謳う日本人に対しても批判が展開され、参加者の決意を新たにした。
労働組合からは、ユニオンネットワーク京都の服部さんが「労働運動のなかで排外主義とたたかう」と題してアピール。外国人労働者を劣悪な労働条件で働かせることで、日本人の労働条件をも押し下げている。そのことが外国人に対する差別を生む温床になっている。労働現場から排外主義と闘う労働運動が必要であることが主張された。
集会の最後に、関生支部西山執行委員が一連の関生弾圧についてアピールした。関生にかけられている弾圧は、闘う労働組合に対して「反社」のレッテルを貼り袋叩きにする差別分断政策そのものであること、組合を潰すために経営者がレイシストを雇い入れ攻撃させていること、このような卑劣な弾圧に対して分断を乗り越え団結して闘うことが表明された。
デモ行進を貫徹!
集会終了後、一団はデモ行進に出発。植民地支配の謝罪と賠償を求める、徴用工被害者、慰安婦制度被害者への謝罪を求める、朝鮮学校への差別反対、入管法改悪反対、強制送還反対、技能実習生への虐待を許さない、ミャンマーのクーデターとたたかおう、など原則的なコールで円山公園から京都市役所前まで練り歩いた。
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