第91回中之島メ ーデー 開催

労働者は闘わなければ生きられない

5月1日、大阪市・うつぼ公園で「第91回中之島メーデー」が開催された。 当日は集会規模を大幅に縮小し、代表参加・マスク着用・マイクの消毒など新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底したうえでの開催となった。

メーデーの意義強調
集会ははじめに、全港湾大阪支部の樋口委員長が挨拶。「外出自粛が呼びかけられ、各地のメーデーが中止されているなか、本メーデー実行委員会は感染症対策に最善を尽くして開催することができた」と意義を強調。メーデーアピールを提案し、参加者の拍手で採択された。 続いて、争議組合のアピールに。 介護・福祉業界で働く労働者を組織するケアワーカーズユニオンの仲間は職場の労働者にはこれまでにない負担がかかっていると現状を報告。この状況のなかで組合敵視の事業所に対して「一時休戦」を提案したものの拒否され、逆に職場・組合の中心的メンバーが処分されたと事業所の暴挙を糾弾した。当該組合員がマイクを持ち、「とことんやるしかない」と決意を表明した。

職場復帰求めて闘う
L.I.A労働組合の仲間は先日、神戸地裁で下された「東リ偽装請負」裁判での不当判決について報告。全面的に会社側の主張を認めたもので許せないと語り、この判決を覆し、職場復帰を勝ち取るために大阪高裁で闘うと訴えた。 大阪教育合同労組の仲間は大阪府内の学校で教職員の出勤が抑制されていない現状を報告。生徒が登校しないので仕事はなく、学校でマスクなどをつくっていると批判した。さらに、雇い止めになった看護師3名の裁判の傍聴支援が呼びかけられた。 全港湾大阪支部の仲間は現在、4つの争議を抱えていることを報告。「大阪支部一丸となって本気で闘う」と語った。 関西地区生コン支部の代表は4月28日に京都地裁に「反弾圧実行委員会」として勾留中の2名の仲間をただちに保釈するよう求める申し入れを行ったことを報告。反戦平和や民主主義を守る闘いとしてもこの弾圧に負けるわけにはいかないと訴えた。 集会の最後に、大阪全労協の竹林事務局長が閉会挨拶と行動提起。参加者全員で団結がんばろうを行った。

行動をネットで発信
集会後、3台の宣伝カーで宣伝を行って、難波・高島屋前に再度結集。短時間のスタンディングアピールを行ってこの日の行動を締めくくった。 なお、中之島メーデーの様子は参加団体によって当日ネットで発信された他、それぞれの団体のホームページなどでも見ることができる。  

 


  

武 洋一書記長

 

連帯ユニオン生コン支部 武 洋一書記長

 

当時のビラ

 

ソーシャルディスタンスを守って、メーデー

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