２０２０西日本春闘討論集会

２０２０西日本春闘討論集会が２月15日から16日にかけてＰＬＰ会館で開催された。参加団体は、おおさかユニオンネットワーク加盟労組を中心に全国各地から結集。それぞれの労組の抱える課題を確認し、今年の春闘をどう闘うのかを考える集会となった。

冒頭、おおさかユニオンネットワークの垣沼代表から挨拶があり、全体講演が始まった。講師の塩見卓也弁護士から「現場で働き方改革と闘うために」と題する講演が行われた。 参加労組である郵政ユニオンからは、労契法20条にかかわる問題点など多くの発言があり、議論は活発に進められた。

各労組からの報告　＆　活発な意見交換
その後に行われた分科会では、「組合弾圧・団結否認」「非正規労働者」「外国人労働者」の三つに分かれて討論が行われた。
分科会の討論のなかで関生支部は現在の弾圧状況について報告。全港湾大阪支部からは港湾産業における産別交渉拒否や協約破棄の問題について報告があり、きょうとユニオンからはベトナム人実習生問題での弁護士介入について報告があった。また、大阪全労協からは労働委員会の右傾化について話があった。 各分科会での活発な議論の後、全体交流会で初日を終えた。

全国各地で春闘を闘おう

翌日、全労協の中岡事務局長から今年の春闘方針が提起され、各労組がそれぞれの春闘で闘うことを確認。
その後、関生弾圧についての特別報告、全国各地の闘いなどの報告を受けてまとめに入った。
この日の午後には関生支部事件の検証シンポジウムが予定されていたため、12時前には討論集会を終え、最後は、大阪全労協但馬議長による、まとめと団結頑張ろうで締めくくられた。
全国各地の闘いの報告を聞くことで労働環境が悪化している現状が分かり、闘う課題が明らかになった。有意義な討論集会となった。