大間原発(青森県大間町)は2014年の営業運転をめざして2008年に着工されましたが、福島の原発事故が起きたため工事が中断しており、原子力規制委員会の審査中で、運転が開始するのは2026年度ごろだそうです。
Jパワー(電源開発)が青森県大間町で建設している原発に据えられる原子炉圧力容器(中で核燃料を燃やして湯を沸かす装置)は、広島県呉市の工場の倉庫に置かれたままです。
原発は巨大で複雑な施設です。最新鋭のものは百数十万キロワットもの出力があり〝建設費用に数千億円かかっても十分に元がとれる〟というのが長いあいだ業界の常識でした。しかし最近になって、海外では再生可能エネルギーのコストが下がり、安全対策費のかさむ原発より経済的なことがはっきりしてきました。
風力発電や太陽光パネル発電などの再生可能エネルギー発電は原発と違って施設がシンプルな構造だから、普及すればするほどコストが安くなるのです。
天候に影響を受けるため電力の安定供給に不安がありますが、世界の各国ではさまざまな工夫をこらして弱点を克服しています。
◆リスクの高い原発
地震が多い日本では、原発事故のリスクが高いこと、放射性廃棄物の処分問題が解決できないことから、原発をやめて再生可能エネルギー発電に移行する時期なのです。もう原発はいらないのです。
人の命と健康より経済を優先し、大企業や特権階級のための原発利権を暴露・糾弾して、すべての原発を廃棄する運動を強化しましょう。
TEL
FAX 06-6583-5534
Email
web@rentai-union.com