11月29日田中機械ホールで、懲戒処分を許さない南大阪の会主催の学習会が開催されました。会を代表して垣沼副代表から挨拶があり「竹下さんが懲戒処分を受けて7年目となり裁判提訴も2年目となりました。年内に被告の大阪市側主張をくつ返すような原告の主張を弁護団が準備しています。短時間の学習会ですが宜しくお願いします」と発言。 関西地区生コン支部からは、権力弾圧との闘いに対する支援のお礼と支援を広げる要請がありました。
◆大阪市は、差別意識を利用!◆
学習会では、谷弁護士が、「大阪市が『入れ墨』に対する安田さんの判決内容を前面に出して反論しています。この大阪市の主張は『入れ墨=タトゥー』を差別的に見ており、大阪市側が憲法13条の保護の対象にもならないし憲法21条の問題にもならないという「入れ墨=反社会勢力」のイメージダウン(信用失墜)という視点から「タトゥー」=差別が助長されているのです」と指摘しました。
冠木主任弁護士からは、「もともと入れ墨アンケート調査は大阪市に寄せられた市民の声を根拠にして実施されたもの。本来、市民から寄せられた『声』にある差別的な主張に対処もせず、これを放置してアンケート調査が行われました。『入れ墨』=恫喝が一体のものとして取り扱われています。大阪市は『市民の声』を根拠にしたと言ってますが、この市民の中に存在する差別発言と差別意識を前提にしたものなのです。アンケート調査実施の根拠となった『市民の声』を徹底分析して主張を行いたい」と締めくくられました。 また、意見書提出していただいた小倉利丸さんからは、「橋下市長が行った『入れ墨アンケート』調査について何とかしないとダメだと思いました。現在、学校は規律と統制で学生を支配しようとしています。労働組合に対する弾圧にも現れているように、権力は、労働組合を反権力団体として扱っています」と発言がありました。
最後に、当事者の竹下さんから「懲戒処分から7年も経ちました。私自身の考え方をまとめる時間もあり、橋下市長は当初から組合弾圧が目的だった、ということは明らかです。がんばります」と挨拶があり、集会は締めくくられました。
労組潰しが目的
今回の集会で、国民の代表という立場を忘れた権力者らは、自身の過ちや危険な行動を監視したり、しっかりと声を上げる「労働組合」や「市民団体」をねじ伏せるためなら、あらゆる手段を使うのだということを実感しました。それと同時に、本当に現政府を恐ろしく感じました。
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