今回、キャラバン隊は、3月11日に愛知県名古屋市に向けて出発しました。関生支部から3名で出発し、京都駅で2名が合流。参加者を乗せたキャラバンカーは名古屋に向かいました。
この日の18時から「全国キャラバンinあいち」が全労済金山会館ワークワイフプラザれあろ6階大会議室で行われました。
まず、キャラバン隊を代表して全港湾大阪支部小林書記長が「名古屋での開催は3回目となり、年々人数が増え盛り上がりを感じています。今年は関生が弾圧を受けていて、本来いるはずの西山団長が不在です。この弾圧は、関生だけのものではなく、全労働組合、市民運動に対する弾圧であり、ぜひとも支援をお願いします」と挨拶しました。
反対の意思を示した民意を、無視する安倍
続いて、稲嶺進元名護市長の講演がありました。
初めに沖縄知事選で玉城デニー氏が勝利したにもかかわらず沖縄県民の声を聞こうとしない政府に対し、それならばもっと分かり易い形で民意を示そうと、若手の元山さんたちが主導し「ひとつの問題」辺野古の埋め立てについてのみの県民投票を実施し、43万票の辺野古の埋め立て反対の意思を示しました。ところが安倍政権は、県民の声を無視し辺野古を赤土で埋め立てようとしています。「日本は本当に民主国家と言えるのか? 国民として政府の横暴を許してはいけないという運動を起こさなければいけない」と問題提起されました。
さまざまな問題が浮き彫りに
大きな問題として大浦湾には軟弱地盤があり、埋め立てには最低でも工期が13年かかると予想されています。辺野古の埋め立て強硬の理由として普天間飛行場の早期返還があります。しかし13年もかかるのに早期返還という理由にはならないと訴えました。
「高さ制限」もあります。離着陸する航空機の安全のために空港周辺の高さの制限が定められています。米軍の基準では、滑走路から2286メートルの範囲内に高さ45・72メートル超の建物があってはいけません。辺野古の場合、新基地の標高約9メートルを足した約55メートルとなり、その制限区域内の鉄塔などは撤去しなければならないのに、沖縄高専や中学の建物は基準外としていることなど、矛盾点があることを報告しました。
そしてロバート・カジワラさん※の特別講演と富岡マッシーさんの映像ライブ、川口真由美さんのライブと盛りだくさんで2時間では足りないくらいのキャラバンとなりました。
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