日韓労働者連帯2019年11月全国労働者大会


日韓労働者連帯2019年11月全国労働者大会 参加交流訪問団

労働者はひとつ! ともに闘おう 

本年、11月5日~11日まで韓国を訪問し、民主労総全北地域本部と交流してきました。
日韓労働者交流23年、アジアスワニー闘争30周年となり、垣沼団長以下6名で、5日は、仁川空港からタクシーと新幹線で全北へ移動。

6日は、本部で「韓日労働者連帯の強化」について討論しました。文在寅大統領が、弾力勤労制(労働時間の上限規制の緩和)を導入し、平均して法定労働時間40時間を超過しないなら、特定期間を設定し、最大の労働時間を超過して64時間以上仕事をさせることができる制度に改悪する動きをしていると報告されました。日本の「働き方改革法」と似通ったものだと共有できました。
また、関西生コン事件の弾圧について報告し、韓国も同様のことがあり、「労組潰しに国境はなく、労働者は一つだ。共に闘おう」と団結を固めました。
夕方には、公共運輸労組・平等支部(全羅北道庁施設管理・清掃労働者)の闘争現場を訪問、庁舎内で抗議の座り込み現場を訪問し交流。その後、歓迎交流会に参加し、再会を喜びあいました。

7日は、ユン・ソングァン前本部首席委員長の墓参りを行い、生前の活躍に想いを馳せました。夜は、建設労組全北機械支部事務所で生コン運転手の組合員と懇談し、持ち込み運転手だけでなく社員の運転手も組織化されており、200人の組合員を擁し250人拡大にオルグの最中だと報告を受けました。

8日は、益山市に移動して、闘争解決30周年を迎えるアジアスワニーの仲間と合流し、闘争現場をフィールドワーク。工場跡は重機技能試験場に変わり、キリスト教会にあった「労働者の家」はリフォームされ外国人労働者のシェルターになっていました。弾圧を繰り返した警察署は、建物だけ残り高齢者用ディサービスセンターが入居していました。夜はアジアスワニー闘争勝利30年パーティーに参加しました。

9日は、ソウルへ移動し汝矣島で開催された全国労働者大会に参加。今年は10万人の組合員が結集し「労働改悪を中止せよ!」「我々がチョン・テイルだ!」を声高に叫びました。デモは、国会議事堂まででしたが、戦闘警察のバスをビッシリ並べて阻止線を作りデモ隊の進路を妨害していました。

10日は、チョン・テイル記念館、植民地歴史記念館、民主人権記念館を見学。民主化闘争の歴史を学び、11日は、全国建設労組本部を表敬訪問し、午後から青瓦台前の噴水公園で行われたミサに参加。その後、21時発の航空機で帰国しました。久しぶりの全北訪韓団に参加して、日韓労働者の交流が深まったと強く感じました。


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