宮古島・南西諸島を軍事拠点にさせない
8月1日エル大阪で、『しないさせない戦争協力関西ネットワーク』の総会が行われ、一年間の活動報告、今年度の活動方針などを参加者全体で承認。役員、運営委員は全員再任されました。総会終了後、記念講演が行われました。
講演会には、沖縄県宮古島から清水早子さん(宮古島ピースアクション実行委員会)をお招きして「宮古島・南西諸島への自衛隊配備をとめよう!」をテーマにお話していただきました。
琉球弧(りゅうきゅうこ)と言われる沖縄南西諸島は、中国、韓国、ロシアなど海上輸送の要所となっています。特に宮古島、石垣島、与那国島周辺海域には、貨物船はもとより軍艦も太平洋に出るため通過します。そのため、安倍政権は南西諸島を防衛大綱中期防衛計画の重要拠点に指定し、自衛隊配備を進めています。
宮古島は、琉球弧のほぼ中間にあって、北緯24~25度、東経125~126度を結ぶ編み目の中に位置し、ます。那覇市から南西約300キロ、石垣島の東北東約130キロの距離にあります。島全体がおおむね平坦で最も高い横竹山地で114メートル、地層は隆起サンゴ礁で琉球石灰石が中心に構成されています。8つの島からなり、宮古島が最も大きい島で人口約5万5千人です。
● 弾薬庫建設を強行 ●
こんな離れ島に2015年5月に陸上自衛隊ミサイル部隊配備計画が公表され一挙にきな臭いことになりました。そこで市民が基地建設反対に立ち上がり2016年3月に防衛省へ自衛隊配備計画の公開を求める誓願が市議会で採択され、「いのちと水を守ろう 自衛隊配備反対」市民集会が取り組まれ運動が始まりました。
宮古島は、雨水を利用して自然のダム湖に貯め飲料水に利用しています。その地盤は軟弱で重量物に耐えられません。そんな場所にレーダー施設やミサイル搭載車両の駐機場を建設しようとしているのです。
また、弾薬庫は造らないと約束していたのに黙って建設を進めています。また、燃料貯蔵施設の建設地は軟弱地盤と活断層があることも暴露されました。
有事になれば的に、住民はどこへ
いざ有事になれば、真っ先に攻撃対象になるのに、自衛隊員の家族には「2分で爆発、1キロ逃げろ」と書かれたマニュアルのみで、住民の避難計画は不明瞭です。
私たちは、「基地を無くす闘い」の道を歩み続けます。戦争へとつながる全てのことを食い止める声が必要だと締めくくりました。
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